話題株ピックアップ【夕刊】(2):古河電、アイネス、伯東
■古河電気工業 <5801> 60,140円 +2,060 円 (+3.6%) 本日終値
古河電気工業<5801>が大幅に3日続伸し最高値を更新。野村証券は25日、同社株の目標株価を4万8500円から6万1500円に引き上げた。レーティングは3段階で最上位の「バイ」を継続した。主にデータセンター向けの水冷モジュール製品の見方を上方修正し、業績予想と目標株価を見直した。水冷モジュールの将来性について株式市場の評価が高まる余地は依然として大きいとみているほか、光ファイバー、光ケーブルなどの事業環境も良好と評価している。
■アイネス <9742> 2,062円 +58 円 (+2.9%) 本日終値
アイネス<9742>が反発。英投資ファンドのアセット・バリュー・インベスターズ(AVI)によるアイネス株の保有割合が7.03%から8.05%に上昇したことが25日の取引終了後に明らかとなり、思惑視した買いが入ったようだ。同日に提出された変更報告書によると、報告義務発生日は18日。保有目的の項目においては「純投資」としつつ、「持続的な企業価値の向上に必要であると判断した場合には以下の重要提案行為等を行う可能性がある」とも記載している。
■伯東 <7433> 4,555円 +125 円 (+2.8%) 本日終値
伯東<7433>は反発。25日の取引終了後、29年3月期を最終年度とする中期経営計画(26年3月期~)の定量目標を見直したと発表した。売上高は当初計画の2500億円以上から2800億~3000億円(26年3月期は1811億円)、EBITDAは115億円以上から135億~155億円(同78億円)に見直しており、材料視した買いが集まった。26年2月に子会社化したシンガポールとインドを主要拠点とするエレクトロニクス商社のRabyte及びRabyte Edgeの損益寄与やAIデータセンター関連の設備投資活発化に伴う先端半導体パッケージ基板向け製造装置案件の増加などを踏まえた。なお、EBITDAの記載はRabyte及びRabyte Edgeの子会社化でのれん償却費が増えると見込まれることから、今回の修正計画から記載をしている。
■GENDA <9166> 483円 +8 円 (+1.7%) 本日終値
GENDA<9166>が反発。同社は26日、新たなクレーンゲーム景品を北米拠点において展開すると発表。これを材料視した買いが株価を押し上げた。「Hello Kitty and Friends MINI FIGURE COLLECTION ~Fruit Party~」のクレーンゲーム景品で、今月より順次、北米拠点のアミューズメント施設で展開を開始しているという。GENDAは日本発のIP(知的財産)を自社のネットワークを通じて北米の消費者に届けていく方針。
■UNEXT <9418> 1,614円 +23 円 (+1.5%) 本日終値
U-NEXT HOLDINGS<9418>は堅調。25日取引終了後、アニメーション制作事業を展開するGoHands(ゴーハンズ、大阪市淀川区)の株式100%を取得し、子会社化すると発表した。IP関連ビジネスを通じた収益構造の更なる強化を図る上でシナジーが見込めるため。株式取得日は6月1日の予定。今後の展開が期待されたようだ。
■富士電機 <6504> 17,275円 +175 円 (+1.0%) 本日終値
富士電機<6504>が連日で上場来高値を更新した。日本経済新聞電子版が26日、「富士電機がデータセンターのサーバー冷却にかかる電力消費を85%削減する新技術を開発した」と報じ、材料視されたようだ。空冷式に比べて冷却効果の高い水冷式の機器で、6月から販売するという。
■芝浦機械 <6104> 4,215円 -695 円 (-14.2%) 一時ストップ安 本日終値 東証プライム 下落率2位
芝浦機械<6104>は4日ぶりに急反落。25日の取引終了後、26年3月期の連結決算の発表にあわせて、27年3月期の通期業績予想を開示した。売上高予想は1370億円(前期比3.2%増)、営業利益予想は42億円(同3.8%減)、最終利益予想は20億円(同94.4%増)としており、営業減益の見通しを嫌気した売りが出た。地政学リスクの高まりから設備投資に慎重な姿勢が見られるうえ、原油や部材の調達難や価格高騰の懸念など先行き不透明な状況が続く。26年3月期末時点の受注残高は前年同期比11.7%減の966億4000万円だった。なお、想定為替レートは1ドル=150円とした。26年3月期は売上高が前回予想の1400億円から1328億1500万円(前の期比21.0%減)、営業利益が50億円から43億6700万円(同69.0%減)、最終利益が33億円から10億2800万円(同91.8%減)に下振れして着地した。売上高及び営業利益は主に成形機セグメントで設備投資を様子見する動きが見られたことで、前回予想に届かなかった。経常利益は前回予想並みの水準になったものの、最終利益では25年11月に連結子会社化したSHIBAURA MACHINE LWB GmbHののれんの減損損失、射出成形機事業における中国での生産体制の再編に伴う特別退職金の計上などが負担となり、前回予想を大きく下回った。
■日東紡績 <3110> 25,890円 -1,670 円 (-6.1%) 本日終値
日東紡績<3110>が軟調推移。高く始まった後は下げに沈んだ。同社は25日の取引終了後、6月30日を基準日として、7月1日付で1株を5株に分割すると発表した。投資単位当たりの金額の引き下げを通じ投資家層の拡大を図る。AI関連銘柄への選好姿勢が強まるなかで同社株は前日まで3連騰と戻りを試す格好となっていた。株式分割の発表を材料視した買いが一巡した後は、利食い売りが優勢となった。
■キオクシア <285A> 62,460円 -2,990 円 (-4.6%) 本日終値
キオクシアホールディングス<285A>は利食い優勢も底堅い。前日は14%高で大陽線を形成し最高値街道をまい進し、25日移動平均線との上方カイ離は54%弱まで拡大していた。テクニカル的には行き過ぎに買われていることで、目先ポジション調整の売りを誘発している。ただ、世界的なAI関連人気を背景に、NAND型フラッシュメモリーでAIデータセンター向け特需を取り込む同社株は、海外マネーを中心に“持たざるリスク”の対象として引き続き熱い視線を浴びている。投資格付け会社による相次ぐ同社の信用格付け引き上げの動きなども追い風となりやすい。S&Pが22日に同社の長期発行体格付けを「BBプラス」から「BBB(トリプルB)マイナス」に1段階引き上げたほか、前日は格付け会社のフィッチ・レーティングが同社の外貨建て長期発行体デフォルト格付けを同じく「BBプラス」から「BBBマイナス」に格上げした。いずれもアウトルックは「安定的」としている。これに伴い、同社は株式や社債市場でこれまでより低コストで有利な資金調達が可能となり、株価的にもポジティブ材料として作用しそうだ。
株探ニュース