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話題株ピックアップ【夕刊】(1):PowerX、北川精機、Jフロント

注目
2026年6月22日 15時42分

■パワーエックス <485A>  2,200円  +400 円 (+22.2%) ストップ高   本日終値

パワーエックス<485A>がストップ高。株価は5月下旬の株式分割権利落ち後に急激な調整を強いられ、時価(前週末終値時点)は5月11日の上場来高値5576円70銭(分割修正後株価)から約67%の大幅下落を余儀なくされていた。きょうは満を持してリバウンドに転じている。前週末取引終了後、同社は豊田通商グループのエレマテック(東京都港区)からベトナムを仕向地とする大型定置用蓄電システムを受注したことを発表した。初の海外市場への供給案件となる。受注金額は約17億円としており、26年12月期に売上高に計上する予定。これを手掛かり材料に投資マネーの再攻勢を誘発した。

■ワシントンホテル <4691>  3,035円  +501 円 (+19.8%) ストップ高   本日終値

ワシントンホテル<4691>は6連騰。約1カ月半ぶりに上場来高値を更新した。アパホールディングス(東京都港区)が19日付で関東財務局に提出した変更報告書で、ワシントンH株の保有割合(共同保有分を含む)が7.49%から8.72%へ増加したことが判明した。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は6月12日。これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。

■北川精機 <6327>  6,190円  +1,000 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値

北川精機<6327>が急反騰。前週末19日の取引終了後に、26年6月期の連結業績予想について、営業利益を8億1000万円から8億5000万円(前期比36.4%増)へ、純利益を5億9000万円から6億1000万円(同54.8%増)へ上方修正し、あわせて期末一括配当予想を14円から20円(前期12円)へ引き上げたことを好感した買いが流入した。売上高は従来予想の66億円(前期比6.0%増)を据え置いたものの、国内外向けのプリント基板関連プレス装置やシステムストッカーが牽引役となり売上高が計画通り順調に進捗していることに加えて、工場稼働率が高水準で推移し生産効率が向上していることや、製造プロセスの改善による原価低減などが寄与する。

■GMO <9449>  3,542円  +542 円 (+18.1%)  本日終値  東証プライム 上昇率2位

GMOインターネットグループ<9449>が急反騰。前週末19日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を1600万株(自己株式を除く発行済み株数の16.32%)、または300億円としており、取得期間は6月22日から来年6月21日まで。資本効率の向上や企業価値の拡大を目的とするほか、06年から07年にかけてローンクレジット事業の撤退に伴う資本増強に際して発行した約3835万株の取得・消却の早期実行を図るためとしている。

■Jフロント <3086>  2,905円  +398.5 円 (+15.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位

J.フロント リテイリング<3086>が急伸し、年初来高値を更新した。前週末19日の取引終了後、シンガポールに拠点を置く投資顧問会社3Dインベストメント・パートナーズがJフロントの株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視された。同日、関東財務局に提出された大量保有報告書によると、3Dインベストメントの保有比率は5.10%。報告義務発生日は12日。報告書において3Dインベストメントは重要提案行為などを行う可能性がある、と記載している。

■テラプローブ <6627>  14,560円  +1,820 円 (+14.3%)  本日終値

テラプローブ<6627>は14%超の急騰を演じたほか、日本マイクロニクス<6871>、日本電子材料<6855>など半導体検査用プローブカードを手掛ける銘柄に投資金が集中し軒並み急騰した。生成AIの急成長を背景にAI半導体の需要が沸騰状態にあるが、特にGPU(画像処理半導体)とセットで搭載されるHBM(高帯域メモリー)の世代交代に伴う需要が高水準で、これに伴う最先端半導体などに対する検査ニーズの高まりが関連銘柄の株価を強く刺激している。日本マイクロはモルガン・スタンレーMUFG証券が今月11日に目標株価を1万9000円に引き上げるなど、今の好収益環境を裏付けている。

■ヴレインS <135A>  4,510円  +505 円 (+12.6%)  本日終値

VRAIN Solution<135A>は後場に強含んだ。きょう午後1時30分ごろ、トヨタ自動車<7203>傘下のダイハツ工業と製造工程におけるAIを用いた外観検査技術に関する特許を共同出願したと発表しており、好感した買いが集まった。ヴレインSによると、特許出願技術は従来人の目と感性に頼っていた検査工程において、人間の判断プロセスに迫るAIアプローチを可能にする。判定のばらつきを無くすことで精度の安定化を図るとともに、作業工数の大幅な削減を実現するという。

■TOTO <5332>  9,315円  +925 円 (+11.0%)  本日終値

TOTO<5332>が続伸し連日の上場来高値更新となった。きょう付の日本経済新聞朝刊で「半導体製造装置向け部材事業に今後5年程度で800億円規模を投資する」と報じられており、これを好材料視した買いが入った。記事によると、数世代先とされる回路線幅1ナノメートル(10億分の1メートル)台の演算用ロジック半導体の製造技術に焦点を当てた研究開発を進めるとしており、半導体関連事業を牽引役とする業績拡大への期待感が高まっているようだ。

■荒川化学工業 <4968>  2,389円  +206 円 (+9.4%)  本日終値

荒川化学工業<4968>が4連騰、新値街道をまい進している。時価は2017年12月以来約8年半ぶりの高値圏を走っている。ロジン(松脂)を活用した技術を核にファイン・エレクトロニクス分野で需要を獲得。特にAIデータセンター向けの先端半導体材料の洗浄剤などで時流を捉えている。業績は25年3月期を境に収益回復トレンドが目覚ましい。営業利益は2.4倍増益を達成した26年3月期に続き、27年3月期も前期比32%増の33億円予想と快調だ。AI関連の高成長株でありながら、PBRが0.7倍台と解散価値を大きく下回っていることで見直しムードが急速に高まっている。

■扶桑化学工業 <4368>  4,895円  +305 円 (+6.6%)  本日終値

扶桑化学工業<4368>が破竹の8連騰、5月27日に形成した上場来高値4740円を約1カ月ぶりに更新した。リンゴ酸やクエン酸などの果実酸大手で世界首位級だが、半導体用シリコンウエハー研磨材として重要な役割を担う「超高純度コロイダルシリカ」のニッチトップサプライヤーとしてマーケットの注目度が高まっている。超高純度コロイダルシリカは半導体製造の重要工程であるファイナルポリッシングスラリー(CMP研磨工程で使用する研磨液)として使われ、AIデータセンター関連投資の拡大が追い風となっている。27年3月期は売上高、営業利益ともに2ケタ成長で過去最高を更新する見込みだが、同社の場合は化学セクターの中でも利益率の高さが際立っていることが特長だ。

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