話題株ピックアップ【夕刊】(3):倉元、シンカ、ツインバード
■倉元製作所 <5216> 177円 +50 円 (+39.4%) ストップ高 本日終値
倉元製作所<5216>が急反騰。前週末19日の取引終了後に、子会社KURAMOTOペロブスカイトが、中国ポリロックス・ケミカル(広東聚石化学)グループのポリロックス・ケミカル(香港)と「ペロブスカイト太陽電池プロジェクト投資枠組み協定書」を締結することを決議し、協定書締結に先立ち30万ドルの前受金を受け取ったと発表したことが好感された。倉元は、ペロブスカイト太陽電池のガラス・フィルム型両用プラントに係る設備投資を進めているが、事業の本格的な量産体制の構築及び事業化には今後も追加的な資金、技術・製造ノウハウ、販売・調達ネットワークなどの経営資源が必要となることから、複数の事業パートナーとの協業可能性を検討していた。本協定書の締結により、ポリロックスグループとの正式契約の交渉を進めるとしているが、協定書は正式契約ではなく、ポリロックスグループによる出資実行、前受金の増資払込金または出資金への充当、合弁事業化などを保証するものではないとしている。なお、同件が26年12月期業績に与える影響は精査中としている。
■シンカ <149A> 850円 +150 円 (+21.4%) ストップ高 本日終値
シンカ<149A>がストップ高。前週末19日の取引終了後に、フィックスターズ<3687>と資本提携契約を締結すると発表しており、これを好感した買いが流入した。両社はシンカの主力製品であるクラウド型コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」におけるAI機能の強化及び高度化を目的に今年3月に業務提携したが、今回の資本提携は両社の更なる連携を深めるのが狙い。シンカはFスターズ100%子会社のFixstars Investmentを割当先とする14万株の新株を7月6日を払込期日として発行する予定で、調達資金9790万円は「カイクラ」における生成AI関連機能の開発及び機能向上のための費用に充てる方針だ。なお、今回の第三者割当増資によりFixstars Investmentのシンカ株式の保有割合は4.12%となる。
■ツインバード <6897> 471円 +80 円 (+20.5%) ストップ高 本日終値
ツインバード<6897>がストップ高。ジャパネットホールディングス(長崎県佐世保市)が前週末19日の取引終了後、ツインバードに対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表した。買付価格は1株800円で、完全子会社化を目指す。ツインバードの株価はTOB価格にサヤ寄せした。買付予定数の下限は727万800株で、上限は設定しない。10月下旬をメドに公開買い付けを開始することを想定。TOBが成立した場合、ツインバードは上場廃止となる見通し。ツインバードは一連の取引が企業価値や株主共同の利益を確保し向上させるかという観点で慎重な検討を行い、見解を公表する予定。ジャパネットは、製品の企画・設計から製造、販売、アフターサービスまでを行う製販垂直統合モデルの構築を目的とする。ツインバード側の賛同がない場合はTOBを実施しないとしている。
■サツドラHD <3544> 963円 +150 円 (+18.5%) ストップ高 本日終値
サツドラホールディングス<3544>がストップ高。同社は前週末19日の取引終了後、MBO(経営陣が参加する買収)を実施すると発表した。三菱商事<8058>系の丸の内キャピタルの傘下で株式取得を目的に設立されたテラがサツドラHDに対し、非公開化を目的として1株1220円でTOB(株式公開買い付け)を実施する。サツドラHDの株価はTOB価格にサヤ寄せした。買付期間は22日から8月3日まで。買付予定数の下限は416万5800株で、上限は設定しない。TOBが成立した場合、所定の手続きを経てサツドラHDは上場廃止となる見通し。東京証券取引所は6月19日付でサツドラHDを監理銘柄(確認中)に指定した。
■Liberaware <218A> 990円 +150 円 (+17.9%) ストップ高 本日終値
Liberaware<218A>はストップ高。きょう午前11時ごろ、ドローンを活用した3Dインフラ管理システムを提供する韓国ALTIVIONと、同国における土木インフラ分野を中心とした事業活動の開発・拡大を目的とする業務提携に関する覚書(MOU)を締結したと発表しており、材料視した買いが集まった。韓国市場における事業機会の拡大と顧客価値の向上を図る。
■ENECHANGE <4169> 190円 +28 円 (+17.3%) 本日終値
ENECHANGE<4169>は後場急騰。きょう正午ごろ、取得総数400万株(3月末時点の自己株式を除く発行済み株式総数の9.3%)、取得総額10億円を上限とする自社株買いを行うと発表しており、好感した買いが集まった。取得期間は8月10日から来年6月30日までとし、東京証券取引所における市場買い付けで実施する。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行し、企業価値の向上を図る。
■アイサンテクノロジー <4667> 2,104円 +240 円 (+12.9%) 一時ストップ高 本日終値
アイサンテクノロジー<4667>が急騰。建築・土木業界向けソフトの開発及び販売を手掛けるほか、3次元マップ技術などを駆使して自動運転などのモビリティ分野にも積極展開する。足もとの業績も好調だ。前週末19日取引終了後に発表した26年3月期決算は営業利益が前の期比69%増の7億6000万円と急拡大し過去最高を大幅更新したほか、27年3月期も成長トレンドをまい進、同利益は前期比12%増の8億5000万円とピーク利益更新基調が続く見通しだ。公共セグメントにおける自社開発ソフト大型案件の寄与に加え、自動運転の社会実装に向けた旺盛な需要が収益に貢献している。株価は今月10日に2140円の戻り高値をつけた後に調整を入れたが、前週から戻り歩調をみせていた。きょうはマドを開けて一気に上値追いを加速させた。
■coly <4175> 2,070円 +201 円 (+10.8%) 本日終値
coly<4175>が続急伸。同社がウォルト・ディズニー・ジャパン(東京都港区)とのライセンス契約に基づいて開発を進めている新作オンラインゲーム「ディズニー スパークリンク・スターズ」の公式Xが6月20日に更新され、「Next...June 22」と表記されていることから、サービス開始時期などの発表があるのではないかとの思惑から買われたようだ。なお、「ディズニー スパークリンク・スターズ」に関しては、コリーが5月29日にサービス開始予定時期の変更を発表し、27年1月期上期から27年1月期第3四半期へと変更していた。
■デジタリフト <9244> 1,118円 +98 円 (+9.6%) 本日終値
デジタリフト<9244>が急伸。正午ごろに26年9月末時点の株主から株主優待制度を拡充すると発表したことが好感された。現行制度では毎年9月末日時点で500株以上を保有する株主を対象に、AmazonギフトカードやPayPayマネーライトなどと交換できるデジタルギフトを一律で2万円分提供していたが、拡充後は保有株数の要件に新たに300株以上500株未満の区分を新設し、デジタルギフト1万2000円分を提供する。あわせて、500株以上を保有する株主へ提供するデジタルギフトを2万円分から2万4000円分へ増額する。
●ストップ高銘柄
津田駒工業 <6217> 1,413円 +300 円 (+27.0%) ストップ高 本日終値
ヒーハイスト <6433> 1,441円 +300 円 (+26.3%) ストップ高 本日終値
QDレーザ <6613> 3,020円 +500 円 (+19.8%) ストップ高 本日終値
サクシード <9256> 3,040円 +500 円 (+19.7%) ストップ高 本日終値
フジクラ <5803> 6,161円 +1,000 円 (+19.4%) ストップ高 本日終値
など、18銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース