話題株ピックアップ【夕刊】(3):ミズノ、アスクル、トヨタ
■ミズノ <8022> 3,350円 -105 円 (-3.0%) 本日終値
ミズノ<8022>、アシックス<7936>が軟調。サッカーワールドカップ(W杯)北中米大会で現地時間29日(日本時間30日)、日本代表は強豪国ブラジルと決勝トーナメント1回戦を戦い、1対2で敗れた。株式市場では日本代表がトーナメント戦を勝ち進み、大会への注目度が上昇することでスポーツ用品の需要が喚起されるなど経済波及効果を見込む見方もあった。しかし、この期待が外れる格好となり、きょうは全体上げ相場のなか一連のスポーツ関連株には下げが目立つ。スポーツ観戦が楽しめる英国風パブを運営するハブ<3030>も値下がりした。
■アスクル <2678> 1,191円 -26 円 (-2.1%) 本日終値
アスクル<2678>が反落。29日の取引終了後に発表した6月度(5月21日~6月20日)の月次業績で、単体売上高が前年同月比13.8%減となり、9カ月連続で前年実績を下回ったことが嫌気された。主力のASKUL事業は平日が1日少なく、土曜日が1日多かった影響もあって同14.7%減となった。一方のLOHACO事業は同4.6%減となり2カ月連続前年を下回った。
■トヨタ自動車 <7203> 2,725円 -47 円 (-1.7%) 本日終値
トヨタ自動車<7203>が軟調推移。外国為替市場でドル円相場がこの日、1ドル=162円台に乗せ、1986年12月以来、およそ39年半ぶりの円安圏に突入した。もっとも円安進行を受けて自動車株に買い向かう姿勢は限られており、トヨタ株は断続的な売り物に押される展開となっている。29日発表の同社の5月グローバル販売台数(レクサス含む)は前年同月比7.2%減の83万4279台となり、4カ月連続で前年割れとなったことも、株価の重荷となっているもようだ。5月のグローバル生産台数(同)は同5.5%減の76万5470台と、3カ月ぶりに前年同月割れとなった。
■Jパワー <9513> 3,662円 -60 円 (-1.6%) 本日終値
Jパワー<9513>が安い。大和証券は29日、同社株の投資判断を5段階で2番目の「2(アウトパフォーム)」から真ん中の「3(中立)」に引き下げた。目標株価は3790円で据え置いた。5月の決算発表を経て業績予想を見直した。27年3月期の連結経常利益は前期比21%減の1250億円の予想。前年度計上した北米ガス火力売却益の剥落などが響く。同証券では28年3月期の同利益は4%減の1200億円を見込んでいる。同社の株価は3月頃から上昇基調となり、電力セクターのなかでもアウトパフォームしてきたが、その結果、27年3月期の配当予想105円(前期100円)に対する利回りは2.9%まで低下したことで、割安感は見出しがたいと指摘している。
■アスタリスク <6522> 1,330円 +300 円 (+29.1%) ストップ高 本日終値
アスタリスク<6522>は急伸。この日正午ごろ、RFIDセルフレジの利便性をスーパーマーケットに展開する「全商品RFID化ソリューション」の本格展開を開始すると発表した。今後の業容拡大への期待から買いが集まった。RFIDタグは水分や金属の影響を受けやすい特性があり、生鮮食品や飲料、缶製品などを扱う食品スーパーでは安定した読み取り性能の確保が課題となっていたが、会社側ではタグを商品表面から一定距離浮かせて装着する独自技術を開発。このほか、RFIDセルフレジ分野における複数の特許を取得、あるいは出願中としており、これによる技術的優位性を強みにソリューションの提供を推進していく構えにある。
■ペットゴー <7140> 974円 +150 円 (+18.2%) ストップ高 本日終値
ペットゴー<7140>が急伸。29日の取引終了後に、西武ホールディングス<9024>子会社のブルーインキュベーションと資本・業務提携契約を締結し、ブルーインキュベーションを割当先とする33万2300株の第三者割当増資と第18回新株予約権の発行を行うと発表したことが好材料視された。ペットゴーのデジタルアセットと西武グループのリアルアセットを掛け合わせることで、ペットゴー単独ではアプローチできなかった「犬のおでかけ経済圏」を共創によって構築するのが狙い。また、今回の第三者割り当てにより、ブルーインキュベーションがペットゴーの筆頭株主となる。なお、調達資金約3億4100万円はペットのおでかけサービスに関する広告費や運用費、開発費などにあてられる予定となっている。
■Hmcomm <265A> 696円 +100 円 (+16.8%) ストップ高 本日終値
Hmcomm<265A>がストップ高。同社は人工知能(AI)を活用した音声認識ソリューションなどを主力展開し、M&A効果なども発現し26年12月期は大幅増収増益が見込まれている。しかし、株価は今月19日に580円の上場来安値をつけるなど大底圏を這っていた。そうしたなか、29日取引終了後、四国電力<9507>に対して、同社の異常音検知AIソリューションである「FAST―Dモニタリングエディション」を提供し、同システムを活用した設備監視を開始することを発表、これを材料視する形で投資資金が集中する格好となった。
■売れるG <9235> 536円 +38 円 (+7.6%) 一時ストップ高 本日終値
売れるネット広告社グループ<9235>は一時ストップ高。同社は30日、新会社BCDC.Ai.GPU Data Centerを7月15日に設立すると発表。これを材料視した買いが入ったようだ。液浸冷却GPUデータセンターを中核に据えたAIインフラ事業に参入するとともに、インフラを活用したAIサービス群を一体的に提供していく。
■カルナバイオサイエンス <4572> 340円 +22 円 (+6.9%) 本日終値
カルナバイオサイエンス<4572>が続伸。同社は29日の取引終了後、開発中のBTK阻害剤「docirbrutinib(AS-1763)」と、ベネトクラクスなどのBCL-2阻害剤との併用及び合剤に関する組み合わせ医薬の発明に関し、欧州特許庁の審査を受けた結果、特許付与予定通知を受けたと発表。これを材料視した買いが入ったようだ。この先、一定の手続きを経て特許登録となる見通し。慢性リンパ性白血病を含む血液がんの治療を目的として開発中の「docirbrutinib」の特許ポートフォリオが欧州において充実することになるとしている。
■エニマインド <5027> 450円 +25 円 (+5.9%) 本日終値
AnyMind Group<5027>が続伸。同社はきょう、人工知能(AI)開発支援サービス「AnyAI Studio」の提供を開始したと発表。これが買い手掛かりとなったようだ。AnyAI Studioは、AI活用方針の策定からPoC(概念実証)、システム開発、導入後の運用定着までを一気通貫で支援するサービス。これまで培ってきた業務設計ノウハウ、活用事例、開発アセットを活用し、各企業の業務課題やデータ環境に応じたAI実装を支援するとしている。
●ストップ高銘柄
東京ボード工業 <7815> 386円 +80 円 (+26.1%) ストップ高 本日終値
日本抵抗器製作所 <6977> 1,938円 +400 円 (+26.0%) ストップ高 本日終値
LiNKX <584A> 3,775円 +700 円 (+22.8%) ストップ高 本日終値
ジーネクスト <4179> 600円 +100 円 (+20.0%) ストップ高 本日終値
中村超硬 <6166> 766円 +100 円 (+15.0%) ストップ高 本日終値
など、10銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース