話題株ピックアップ【夕刊】(2):三菱重、シークス、アイカ
■三菱重工業 <7011> 4,091円 +292 円 (+7.7%) 本日終値
三菱重工業<7011>が後場プラスに転換。午後1時30分ごろに発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高1兆1942億円(前年同期比15.5%増)、純利益1346億8000万円(同97.4%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。好調な受注を背景にエナジーセグメントのGTCC(ガスタービン・コンバインドサイクル)や原子力が売り上げを大きく伸ばしたほか、アジア向けエンジンが好調だったインダストリアル・ソリューションや、順調な工事の進捗により航空・防衛・宇宙セグメントが増収となり業績を牽引した。円安進行に伴う為替差益の計上もあり大幅な増益となった。27年3月期通期業績予想は、売上高5兆4000億円(前期比8.6%増)、純利益3800億円(同14.4%増)の従来見通しを据え置いている。なお、中東情勢の影響は含めておらず、足もとでは影響は限定的だが引き続き状況を注視するとしている。
■シークス <7613> 1,531円 +103 円 (+7.2%) 本日終値
シークス<7613>は大幅続伸し、年初来高値を更新した。3日の取引終了後、26年12月期の連結業績予想を修正したと発表した。売上高予想は前回予想の3000億円から3100億円(前期比7.1%増)、経常利益予想を90億円から115億円(同24.6%増)、最終利益予想を60億円から82億円(同3.3倍)に引き上げており、好感した買いが集まった。経常利益は減益予想から一転、増益の見通しになった。産業機器用部材と車載関連機器用部材の出荷が増加する。
■アイカ工業 <4206> 3,904円 +255 円 (+7.0%) 本日終値
アイカ工業<4206>が後場急伸。午前11時30分ごろに27年3月期の連結業績予想について、売上高を2800億円から2900億円(前期比15.2%増)へ、営業利益を310億円から348億円(同19.4%増)へ、純利益を186億円から195億円(同5.2%増)へ上方修正し、あわせて中間配当予想を68円から72円へ引き上げ、年間配当予想を144円(前期138円)としたことが好感された。高付加価値商品の販売や海外事業の成長施策を推進し化成品、建装建材がともに伸長したことに加えて、連結業績に組み入れたスタイラム・インダストリー社が寄与し、第1四半期(4~6月)業績が過去最高を更新したことが要因としている。なお、同時に発表した第1四半期決算は、売上高713億7900万円(前年同期比19.4%増)、営業利益91億6000万円(同44.9%増)、純利益47億2700万円(同5.7%増)だった。
■大塚商会 <4768> 3,434円 +215 円 (+6.7%) 本日終値
大塚商会<4768>が4日ぶりに反発。3日の取引終了後に26年12月期の連結業績予想について、売上高を1兆3110億円から1兆3790億円(前期比4.2%増)へ、営業利益を900億円から943億円(同4.8%増)へ、純利益を611億3000万円から649億円(同0.9%増)へ上方修正し、あわせて配当予想を中間50円・期末45円の年95円から中間55・期末50円の年105円へ引き上げたことが好感された。企業のIT投資需要は底堅く推移していることに加えて、足もとでオフィスサプライ通信販売事業「たのめーる」やサポート事業「たよれーる」などのストックビジネスが順調なことが要因という。なお、同時に発表した6月中間期決算は、売上高7574億9800万円(前年同期比9.0%増)、営業利益530億8800万円(同8.0%増)、純利益369億8200万円(同8.4%増)だった。
■SWCC <5805> 11,920円 +720 円 (+6.4%) 本日終値
SWCC<5805>が反発。同社はきょう、Faraday Factory Japan(東京都八王子市)とデータセンター(DC)などに使用される超電導ケーブルシステムの開発及び社会実装に向けた基本合意書を締結したと発表。これが材料視されたようだ。両社の技術やノウハウを組み合わせ、細径・省スペース型の超電導ケーブルシステムの共同開発やDC内配電への導入を推進することで、超電導ケーブルシステムの開発から導入、運用までの一貫したサービス提供を可能とし、2030年度までの社会実装を目指すとしている。
■日本信号 <6741> 1,706円 +98 円 (+6.1%) 本日終値
日本信号<6741>は後場大幅高。きょう午後1時ごろ、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表した。売上高が235億5400万円(前年同期比30.4%増)、営業損益が14億7300万円の黒字(前年同期は4億9000万円の赤字)だったとしており、業況を評価した買いが集まった。自動列車制御装置や道路交通安全システムを展開する交通運輸インフラ事業の黒字化を達成したほか、駅務ネットワークシステムなどを手掛けるICTソリューション事業が大幅な増収増益で着地した。
■A&Dホロン <7745> 3,235円 +185 円 (+6.1%) 本日終値
A&Dホロンホールディングス<7745>が大幅高で4日続伸し年初来高値を更新。3日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、国内投資会社のストラテジックキャピタル(東京都港区)による株式保有割合が15.01%から15.72%に上昇したことが判明し、これを受けて需給思惑的な買いが入ったようだ。保有目的は「株主価値向上のために発行者との建設的対話及び発行者への重要提案行為などを行うこと、並びに純投資」としており、報告義務発生日は7月27日となっている。
■カワチ薬品 <2664> 3,485円 +195 円 (+5.9%) 本日終値
カワチ薬品<2664>が大幅高で4日ぶりに反発。3日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を70万株(自己株式を除く発行済み株数の3.13%)、または20億円としており、取得期間は8月12日から9月7日まで。株主還元を一層充実させるとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行のためとしている。
■LITALICO <7366> 1,660円 +78 円 (+4.9%) 本日終値
LITALICO<7366>が大幅反発。3日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高108億4400万円(前年同期比20.3%増)、営業利益14億3400万円(同52.7%増)、純利益8億9200万円(同58.0%増)と大幅な増収増益となったことが好感された。既存施設の稼働率向上により就労支援事業が好調に推移したことに加えて、期初稼働率が順調だったほか、長時間支援や訪問支援の拡充により児童福祉事業の収益性が向上したことが寄与した。また、契約施設数の増加ペースが加速したプラットフォーム事業や、新規利用者数が順調に拡大した海外事業も増収増益となり、全体の営業利益は期初計画を上振れて進捗した。なお、27年3月期通期業績予想は、売上高440億円(前期比15.0%増)、営業利益55億円(同20.2%増)、純利益33億円(同20.5%増)の従来見通しを据え置いている。
■商船三井 <9104> 6,058円 +257 円 (+4.4%) 本日終値
商船三井<9104>が4日ぶりに反発。3日の取引終了後に、27年3月期の連結業績予想について、売上高を2兆400億円から2兆2300億円(前期比22.2%増)へ、営業利益を1050億円から1350億円(同6.3%増)へ、純利益を1700億円から2400億円(同12.5%増)へ上方修正し、減益予想から一転して増益予想としたことが好感された。ドライバルク事業、エネルギー事業及びケミカルロジスティクス事業における市況が、想定を上回る水準で推移したことが要因。また、コンテナ船事業を運営する持ち分法適用会社のオーシャン・ネットワーク・エクスプレスも堅調な市況を背景に計画を上回る業績となる見込みとしている。
株探ニュース