【北浜流一郎のズバリ株先見!】 ─ 裾野広がる減税メリット、個人消費関連などに目配りを!
「裾野広がる減税メリット、個人消費関連などに目配りを!」
●減税で生まれる余裕資金の行方
食料品の消費税1%への引き下げがようやく現実になるようだ。今年2月の衆院選では、現与党の自民党と日本維新の会だけでなく、野党の多くが消費税の引き下げを主張していた印象がある。だが、実際に引き下げが決定した今となっては野党の反対が多く、マスコミもそれを主導している感さえある。
なぜ、このようなことになるのかは分からないが、投資の観点からは、食料品の消費税引き下げは株価の支援材料になる。本コラムではこれまで減税によってメリットを享受する可能性のある銘柄として、日清製粉グループ本社 <2002> [東証P]などを取り上げてきた。食料品の消費税引き下げなのだから、その恩恵をストレートに受ける食品株や飲料株を選択したのだ。しかし、改めて考えてみると、減税によって生まれる余裕資金は、貯蓄や新NISA(少額投資非課税制度)に振り向けられるだけでなく、一般の消費材やサービスの購入などをも促す。こう見てよい。
●夏場に本領発揮のラウンドワン、新波動に期待のサンリオなどを
そこで今回は、 個人消費関連やサービス業、アミューズメント関連などに目を向けたい。まずは、ボウリングやカラオケ、ゲーム、時間制スポーツなどが楽しめるアミューズメント施設を運営するラウンドワン <4680> [東証P]だ。同社株は例年、夏場に上昇する傾向がある。厳しい猛暑だからこそ、若者たちは涼しい室内で娯楽を満喫できるラウンドワンに集まる。こう見てよく、株も期待が持てる。
私がいま買い換えたいと思っているのが、スニーカーだ。現在履いているスニーカーは何年も使用しているため、そろそろ新品に履き替えたいのだ。そこで、アシックス <7936> [東証P]を挙げたい。同社は「アシックス」のほかに高級ブランド「オニヅカタイガー」を展開していて、東南アジアや欧州を中心に人気を博している。国内でも同ブランドを求めるインバウンド客は多く、2ブランド戦略が成功を収めている。今後も収益を伸ばし続ける可能性が高く、株価は目先だけでなく将来性も高い。
玩具卸首位で ゲームやDVDソフト、カプセルトイに強いのがハピネット <7552> [東証P]。同社は、バンダイナムコホールディングス <7832> [東証P]傘下のバンダイが米国で展開するカプセルトイ専門店の運営を行っている。年々店舗数は着実に増加しており、株価も次第に続伸が見込める。
常務取締役による不適切報酬の受領が表面化したことで株が売られ、企業イメージが大きく毀損していたサンリオ <8136> [東証P]も忘れてはなるまい。肝心な業績が絶好調といえる状況にある上、不祥事によるブランドへの悪影響も薄れつつある。株価は新たな上昇波動を期待できる。
最後に、フィットイージー <212A> [東証S]を。24時間ジムなどを展開する企業であり、FC展開を中心に年間60~80店舗のペースで拡大を続ける成長企業だ。株価は昨年9月に高値をつけたあと、公募による需給悪化を嫌気した売り圧力が強く、低迷が続いていた。しかし、今年6月半ば以降は回復に転じ、目先高値を更新したばかりか、かつての勢いを取り戻しつつあると見てよく、続伸確率は高い。
2026年8月7日 記
株探ニュース