話題株ピックアップ【夕刊】(3):ローランド、ベース、日精蝋
■ローランド <7944> 4,080円 -230 円 (-5.3%) 本日終値
ローランド<7944>が安い。SMBC日興証券は14日、同社株の投資判断を3段階で最上位の「1」から真ん中の「2」に引き下げた。目標株価は4800円から4400円に見直した。第2四半期決算や足もとの事業環境、関税・為替などを踏まえ業績予想を変更した。同証券では26年12月期連結営業利益は従来予想の115億円から132億円(会社計画100億円)としたが、27年12月期は120億円(従来135億円)に変更した。同社の機動的な経営対応力は強みであり、電子楽器事業で同業他社比でも相対的に優位なポジションを有しているが、メモリーを中心とした部材コスト高の長期化リスクは、相対的に逆風の影響を受けやすいとみている。
■ベース <4481> 3,185円 -100 円 (-3.0%) 本日終値
ベース<4481>が反落。前週末14日の取引終了後に発表した6月中間期連結決算が売上高109億6000万円(前年同期比0.5%減)、営業利益27億2000万円(同6.9%減)、純利益18億9600万円(同7.2%減)と減収減益となり、従来予想の営業利益32億2300万円を下回って着地したことが嫌気された。第1四半期から新たな組織体制へ移行し、事業推進力の強化に向けた基盤整備を進めてきたが、体制整備や社内連携の調整に一定の時間を要し、受注活動が一時的に停滞した影響が残った。また、中国子会社で一時的な費用が発生したことも響いた。なお、26年12月期通期業績予想は、売上高240億9900万円(前期比10.6%増)、営業利益63億4900万円(同10.4%増)、純利益45億6300万円(同8.1%増)の従来見通しを据え置いている。
■日本精蝋 <5010> 326円 +80 円 (+32.5%) ストップ高 本日終値
日本精蝋<5010>がストップ高。同社は前週末14日の取引終了後、26年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正し、好感された。今期の売上高予想は従来の見通しから8億円増額して219億円(前期比10.7%増)、最終利益予想は12億円増額して20億円(同2.9倍)に引き上げた。中東情勢の緊迫化を背景に原材料価格が高騰したことを受け、販売価格の改定を行った。高騰前の原材料も使用したことを背景に、売上原価の影響は一定程度にとどまり、在庫単価が上昇。上期の業績を踏まえて通期の予想を見直した。貯蔵タンクに関する減損損失の影響も反映した。6月中間期の売上高は99億5400万円(前年同期比5.9%増)、最終利益は11億5600万円(同4.3倍)だった。なお、同社は今年半ばに公表予定としていた新たな中期経営計画について、中東情勢の緊迫化が継続し事業環境の先行きが不透明な状況にあるとして、27年2月に公表時期を変更すると発表した。
■アトラスT <9563> 401円 +80 円 (+24.9%) ストップ高 本日終値
Atlas Technologies<9563>はストップ高。前週末14日の取引終了後、26年12月期第2四半期累計(1~6月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を修正した。営業利益を6000万円から1億円(前期比11倍)、最終利益を4000万円から7000万円(同3.1倍)に引き上げた。同時に配当方針の変更に伴い、初配当として期末一括配当7円を実施すると開示しており、これらを好感した買いが集まった。売上高予想は24億円(同5.2%増)の従来見通しを据え置いた。6月中間期はコンサルタントの稼働効率の向上などにより、各利益が前回予想を大きく上回って着地。下期も同様の傾向が継続すると見込む。なお、6月中間期は売上高が11億8700万円(前年同期比12.7%増)、営業損益が8600万円の黒字(前年同期は9500万円の赤字)だった。新たな配当方針では累進配当を導入するとともに、株主資本配当率(DOE)3%以上を配当額決定の目安にする。同時に取得総数37万株(自己株式を除く発行済み株式総数の5.0%)または1億3000万円を上限とする自社株買いを東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で実施すると発表しており、こちらも株価の支援材料となっている。今回の自社株買いで取得した株式と8月14日時点で保有している自己株式77株を8月31日付で消却する予定。東証の自己株式立会外買付取引情報によると、17日に37万株を1株321円で取得した。
■レントラックス <6045> 2,092円 +400 円 (+23.6%) ストップ高 本日終値
レントラックス<6045>がストップ高。前週末14日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高118億1500万円(前年同期比11.6倍)、営業利益10億9800万円(同2.4倍)、純利益7億1700万円(同2.6倍)と大幅増収増益となり、上期計画の営業利益5億9900万円を大幅に上回って着地したことが好感された。主力の成果報酬型広告サービス事業が金融、自動車、エステクリニック、転職求人、不動産関連などの広告主への注力を継続した結果、伸長したことに加えて、前期に連結子会社化した井嶋金銀工業が寄与した。なお、27年3月期通期業績予想は、井嶋金銀工業における貴金属相場の変動に伴う総平均法による原価計算の影響などで、第2四半期以降の売上原価が変動する可能性があるとして、売上高431億8200万円(前期比9.7倍)、営業利益13億200万円(同23.9%増)、純利益9億600万円(同64.7%減)の従来見通しを据え置いている。
■デジタルプラス <3691> 1,868円 +345 円 (+22.7%) 本日終値
デジタルプラス<3691>は急反騰。前週末14日の取引終了後、26年9月期第3四半期累計(25年10月~26年6月)の連結決算を発表した。売上高が11億8600万円(前年同期比2.1倍)、営業損益が4500万円の黒字(前年同期は6400万円の赤字)、最終損益が4800万円の赤字(同1億円の赤字)だったとしており、好感した買いが集まった。同社はギフト発行サービス「デジタルギフト」などを展開するフィンテック事業を主力としており、積極的な成長投資に取り組みながら、流通総額を拡大させている。利益については撤退するデジタルマーケティング事業及びオンライン家庭教師のピース事業を非継続事業に分類したことで、営業利益が1億2200万円押し上げられた。
■LiNKX <584A> 3,270円 +500 円 (+18.1%) ストップ高 本日終値
LiNKX<584A>がストップ高。同社は前週末14日の取引終了後、26年6月期の単独決算発表にあわせ、27年6月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比48.7%増の28億4000万円、営業利益は同56.8%増の7億1500万円、最終利益は同64.4%増の4億8900万円を見込む。収益拡大計画をポジティブ視した買いが入った。自社ソリューションと保守運用の拡大が継続するほか、「AXcelerator」の本格展開により、AXベースモダナイゼーションが大幅に伸長する。26年6月期の売上高は前の期比39.0%増の19億900万円、営業利益は同35.7%増の4億5600万円、最終利益は同30.7%増の2億9700万円だった。
■エンバイオH <6092> 900円 +126 円 (+16.3%) 本日終値
エンバイオ・ホールディングス<6092>が続急伸。前週末14日の取引終了後、27年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比16.5%増の28億4100万円、経常利益は同14倍の4億3900万円となった。経常利益の通期計画に対する進捗率は41%に上り、評価されたようだ。環境ソリューション事業では複数の案件で着工時期が後ろ倒しとなり減収となったものの、不動産再生事業では物件販売が順調に進捗した。自然エネルギー事業での増収効果もあって収益性が向上。前期に事業を停止したトルコ事業に関する貸倒引当金戻入額の計上も経常利益の拡大に寄与した。
■チエル <3933> 588円 +79 円 (+15.5%) 本日終値
チエル<3933>が続急伸。前週末14日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高20億4500万円(前年同期比6.9%減)、営業利益1億4400万円(同3.3倍)、純利益3億6700万円(前年同期500万円の黒字)と大幅増益となったことが好感された。高等学校・大学部門における進路事業の譲渡による影響などで売上高は減少したものの、小・中学校部門でGIGAスクール構想第2期の整備に伴い前期に増加した契約負債が、一定期間にわたり計上される収益として売上高に振り替わったことが牽引した。また、企業・官公庁部門で複合機設置台数の増加に伴う安定的な保守収益が増加したことなどが寄与した。なお、27年3月期通期業績予想は売上高80億円(前期比21.8%減)、営業利益5億円(同53.2%減)、純利益4億円(同39.2%減)の従来見通しを据え置いている。
■アクシスC <9344> 1,139円 +150 円 (+15.2%) ストップ高 本日終値
アクシスコンサルティング<9344>がストップ高。同社は前週末14日の取引終了後、26年6月期の連結決算とともに、27年6月期の業績予想を開示した。今期の売上高は前期比15.8%増の96億円、営業利益は同62.4%増の8億円、最終利益は同73.3%増の5億円を見込む。年間配当予想は同6円増配の41円とし、評価されたようだ。27年6月期の売上高と営業利益の予想は、従来の中期経営計画の目標値を上回る。人材紹介やスキルシェアなど主力事業が成長するほか、新規の連結子会社であるサン・システムプランニングの影響もあって収益が拡大する。
●ストップ高銘柄
誠建設工業 <8995> 1,980円 +400 円 (+25.3%) ストップ高 本日終値
明海グループ <9115> 1,053円 +150 円 (+16.6%) ストップ高 本日終値
など、8銘柄
●ストップ安銘柄
アルバック <6728> 7,870円 -1,500 円 (-16.0%) ストップ安 本日終値
以上、1銘柄
株探ニュース