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利益成長“青天井”銘柄リスト【総集編】第1弾 40社選出 <成長株特集>

特集
2026年10月1日 19時40分

本特集では、7月下旬から8月中旬までの決算発表集中期間に配信した「利益成長“青天井"銘柄リスト」を、“全期間”を対象に再構成した総集編をお届けします。

今回は総集編 第1弾として、時価総額7500億円以上の銘柄を対象に、26年4-6月期に四半期ベースの過去最高益を更新し、かつ今期も最高益を見込む、いわゆる利益が“青天井”状況になっている銘柄をリストアップした。

下表では、本決算月にかかわらず、26年4-6月期に経常利益が全四半期ベースの過去最高益を5%超上回って更新した銘柄をピックアップ。さらに、会社側が今期(通期計画)も過去最高益見通しを示している40社を選び出し、4-6月期の過去最高益に対する上振れ率が大きい順に記した。

上振れ率トップとなったのは、インフロニア・ホールディングス <5076> [東証P]。26年4-6月期(第1四半期)の税引き前利益は1111億円と従来の過去最高益を2.7倍上回って着地した。昨年12月に完全子会社化した三井住友建設の業績上積みや建築事業における好採算工事の完成に加え、投資先の東芝が保有するキオクシアホールディングス <285A> 株の評価益975億円を計上したことも利益を大きく押し上げた。併せて、水道設備大手である水ingの新規連結も織り込み、減益予想だった27年3月期の同利益を従来予想の854億円→1224億円に大幅上方修正し、3期連続で最高益を更新する見通しだ。配当予想も100円→132円に引き上げている。

2位にリスト入りしたフジクラ <5803> [東証P]の4-6月期(第1四半期)は、 データセンター向け投資の拡大を背景に、光コンポーネント製品や光ケーブルの需要が引き続き旺盛だった。加えて、値上げや品種構成の良化、円安効果も寄与し、経常利益は前年同期比2.7倍の1114億円に急拡大した。好調な業績を踏まえ、27年3月期の同利益を従来予想の3160億円→4530億円に大幅上方修正し、従来の5期連続での最高益予想をさらに上乗せした。

3位のブラザー工業 <6448> [東証P]は、4-6月期(第1四半期)の税引き前利益が前年同期比3.4倍の567億円と22四半期ぶりに過去最高益を塗り替えた。主力のプリンターで消耗品の販売好調や値上げが寄与したほか、産業機器では中国やアジアの設備投資需要を取り込んだ。さらに、MUTOHホールディングスの買収効果に加え、円安によるプラス影響や米国追加関税の還付も利益を後押しした。併せて、5期ぶり最高益予想だった27年3月期の同利益を945億円(前期比15.3%増)に上方修正したことが評価され、株価は9月1日に上場来高値5061円まで上値を伸ばしている。

4位のめぶきフィナンシャルグループ <7167> [東証P]は、4-6月期(第1四半期)の経常利益が前年同期比57.3%増の498億円と4四半期ぶりに過去最高益を更新した。国内金利の上昇を追い風に預貸金利息差が拡大したほか、有価証券のポートフォリオ入れ替えに伴う利回り上昇や株式等売却益の大幅な増加が利益を押し上げた。併せて、最高益予想だった27年3月期の同利益を上乗せするとともに配当予想も引き上げたことが好感され、株価は上場来高値圏を走る展開となっている。

選出リストには、めぶきFGを筆頭に、ほくほくフィナンシャルグループ <8377> [東証P]、第四北越フィナンシャルグループ <7327> [東証P]、八十二長野銀行 <8359> [東証P]、七十七銀行 <8341> [東証P]、しずおかフィナンシャルグループ <5831> [東証P]、山口フィナンシャルグループ <8418> [東証P]など、金利上昇が追い風となる 銀行が多くリスト入りした。

12位のアドバンテスト <6857> [東証P]は、4-6月期(第1四半期)の税引き前利益が前年同期比92.9%増の2340億円と2四半期連続で過去最高益を達成した。 AI関連半導体の生産増加や複雑化を背景に試験装置需要が拡大し、特に推論用AI半導体向けの引き合いが強まる中、半導体向け検査装置の販売が大きく伸びた。併せて、27年3月期の同利益を従来の6290億円→8910億円に上方修正し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。好決算を受けて株価は8月14日に上場来高値3万8730円まで上昇する場面があった。

そのほか、半導体薄膜材料に強みを持つJX金属 <5016> [東証P]、電子部品実装ロボットメーカーのFUJI <6134> [東証P]、半導体製造装置向けのセラミックス製品を手掛けるNGK <5333> [東証P]、半導体関連部品であるICパッケージ基板を主力とするイビデン <4062> [東証P]も世界的なAI開発競争やデータセンター投資の拡大が追い風となった。また、ニッパツ <5991> [東証P]とTDK <6762> [東証P]はHDD用サスペンションなどの販売を大きく伸ばした。

銀行と半導体以外では、22位のカプコン <9697> [東証P]が好調な業績を背景に、株価は年初来高値圏で頑強な動きをみせている。4-6月期(第1四半期)の経常利益は前年同期比81.1%増の414億円と5四半期ぶりに過去最高益を更新した。デジタルコンテンツ事業で新作ゲームソフト「プラグマタ」が販売本数250万本を突破するヒットとなったほか、「バイオハザード」シリーズなどのリピートタイトルも大きく伸びた。第1四半期実績だけで、通期計画の830億円に対する進捗率は49.9%と高水準で、業績上振れが期待される。

┌─ 四半期 経常利益 ─┐ ┌── 通期 経常利益 ──┐ 予想

コード 銘柄名    上振れ率 4-6月期 過去最高 上振れ率 今期予想 過去最高  PER

<5076> インフロニア   169 111195  41391   14.1  122400  107245  8.4 *

<5803> フジクラ    91.0 111456  58356    127  453000  199481 27.3

<6448> ブラザー    87.0  56773  30368    9.3  94500  86429 14.8 *

<7167> めぶきFG   57.3  49858  31690   32.7  153500  115668 15.1

<5016> JX金属    50.3  79644  52999   30.7  221000  169082 22.8 *

<8377> ほくほくFG  44.7  32001  22117   10.2  89000  80757 16.9

<7327> 第四北越FG  44.2  25237  17506   27.6  78000  61115 13.7

<8359> 八十二長野   43.2  36681  25617   30.0  106000  81533 17.5

<6134> FUJI    41.7  15883  11212   95.3  61100  31291 16.0

<8341> 七十七     41.0  31789  22552   14.1  89500  78469 14.9

<4503> アステラス   39.2 186514  133957    2.2  385000  376587 13.8 *

<6857> アドテスト   35.8 234082  172371   72.4  891000  516720 41.1 *

<5831> しずおかFG  32.2  46968  35532   28.2  167000  130298 16.4

<6326> クボタ     31.1 144973  110608   21.8  417000  342289 10.6 *

<4091> 日本酸素HD  26.9  59367  46771    8.0  191000  176786 17.9 *

<8697> 日本取引所   25.0  44062  35240   33.9  156500  116918 22.6 *

<5333> NGK     24.7  33724  27054   10.3  105000  95202 19.1

<8418> 山口FG    24.6  20014  16069   28.7  67500  52436 15.7

<7013> IHI     23.2  81962  66516   29.4  240000  185490 16.7 *

<8050> セイコーG   23.0  16491  13405   25.3  41500  33119 30.8

<7182> ゆうちょ銀   22.1 253528  207616   25.8  955000  759150 18.6

<9697> カプコン    21.1  41452  34218   12.0  83000  74134 31.4

<4021> 日産化     19.0  23644  19867    4.4  68800  65897 21.9

<4684> オービック   17.7  32049  27238    9.3  114500  104779 26.2

<2502> アサヒ     17.2 108853  92852    2.6  274000  266990 12.0 *

<9766> コナミG    16.7  46453  39804    1.7  143000  140667 29.7 *

<3407> 旭化成     15.9  85330  73621    7.4  247500  230419 13.7

<9962> ミスミG    13.7  17830  15681   28.2  67300  52500 23.2

<7011> 三菱重     13.4 176426  155541   11.7  530000  474694 34.0 *

<8354> ふくおかFG  11.7  41518  37153   24.0  149500  120610 14.7

<1803> 清水建      9.0  55677  51079   31.6  183500  139464  8.6

<4062> イビデン     8.6  27466  25299   66.7  127000  76176 80.7

<4612> 日本ペHD    8.6  76385  70365    5.8  265000  250565 14.5 *

<3064> モノタロウ    8.2  14094  13031   14.6  52789  46057 26.6

<4768> 大塚商会     8.0  30512  28247    5.0  96100  91525 21.5

<5838> 楽天銀      7.9  30209  27985   22.0  125780  103091 12.6

<8331> 千葉銀      6.9  41814  39101   11.2  154300  138815 18.2

<5991> ニッパツ     6.5  20644  19389   10.4  64000  57960 15.7

<2801> キッコマン    6.0  26166  24675    0.4  84400  84069 25.1 *

<6762> TDK      5.2  94500  89847    8.4  300000  276810 27.0 *

※2025年4月以降に上場した企業と今期見通しを開示していない企業は除いた。四半期の過去最高益は原則、四半期決算の開示が本格化した03年4-6月期以降の業績に基づいたものです。

※過去最高益は同一会計基準内が対象。「*」は国際会計基準を採用する銘柄。

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