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米国株式市場見通し:二大イベントでは決算発表後のエヌビディアの動向に警戒感

市況
2026年8月22日 14時24分

来週は、27-29日開催予定のジャクソンホール会議において、28日に予定されているウォーシュ連邦準備制度理事会(FRB)議長の基調講演、並びにエヌビディアの決算発表が二大イベントとなる。足下ではインフレ指標の鈍化が目立ち、景気減速を示す経済指標も多くなっている中、目先の追加利上げ懸念は大きく後退している状況にある。FRB議長講演が大きなネガティブ材料につながる公算は小さいとみられよう。ただ、ウォーシュFRB議長はフォワード・ガイダンスに消極的な姿勢を貫いており、こうした姿勢を継続したり、今後もこうした方針を続ける意向などが表明されれば、中期的な株式市場の不透明要因と捉えられる余地があろう。

一方、26日のエヌビディアの決算発表では、発表後の株価動向が、AI・半導体関連株の行方に強い影響を及ぼそう。前回は市場予想を上回る好決算を発表した後に株価は下落している。また、最近の主要半導体株も総じて、好決算発表後は売りが先行する状態となっている。今回も同様の動きとなる可能性は高いと考えられ、決算発表前には警戒感が先行しよう。

また、長期金利の上昇が続いており、21日には10年債利回りが、ベッセント財務長官の「介入」前の水準にまで上昇している。引き続きハイテク株を中心に上値追いの抑制要因となろう。ほか、雇用統計や小売売上高が大幅な下振れとなるなど、景気減速懸念の強まりにも焦点が当たる可能性がある。非AI銘柄の投資マインドを冷やすものとなり、目先は景気指標に注意が必要となろう。そのほか、7月末から50%以上株価が上昇しているマーベル・テクノロジーの決算も出尽くし感台頭への懸念が強く、半導体株と逆行しやすいSAAS代表株のセールスフォースの決算とともに注目される。

経済指標は、25日に6月住宅価格指数、6月S&Pケースシラー住宅価格指数、7月新築住宅販売件数、8月コンファレンスボード消費者信頼感指数、26日に4-6月期GDP(改定値)、7月耐久財受注、7月個人所得・個人支出・デフレーター、27日に新規失業保険申請件数、28日に8月シカゴ購買部協会景況指数などが発表される。なお、27日から29日までジャクソンホール会議が開催され、28日にはウォーシュFRB議長が基調講演を予定。

主な決算発表は、25日にインテュイト、26日にセールスフォース、クラウドストライク、シノブシス、エヌビディア、HP、27日にマーベル・テクノロジー、ベスト・バイなどが予定されている。

《FA》

提供:フィスコ

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