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今週の【早わかり株式市況】3週ぶり反落、世界的な金利上昇に警戒感

市況
2026年8月22日 6時40分

■今週の相場ポイント

1.日経平均は3週ぶり反落、一時6万5000円台

2.世界的な金利上昇に警戒感、相場の重荷に

3.米国バイバック増額、過度なリスクオフ後退

4.買い戻し広がる、自動車など出遅れ株に物色

5.ウォルマート大幅安、国内消費関連株も下げ

■週間 市場概況

今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比2697円(3.9%)安の6万6016円と、3週ぶりに下落した。

今週は米金利上昇への警戒感から全体相場はやや波乱の様相を呈した。国債買い入れを巡る米国の発表を受け、いったん過度なリスク回避ムードが和らぎ、買い戻しが入る場面もあったが続かなかった。TOPIXも3週ぶりに下落した。

週明け17日(月)の日経平均は上昇。朝方こそ様子見ムードで前週末終値を挟んで右往左往する展開だったが、後場に入ると日経平均寄与度の高い半導体関連の値がさ株を中心に買いに厚みが加わり全体を押し上げた。前週末で決算発表シーズンが一巡したが、総じて好業績が目立つ結果となり買い安心感につながった面もあった。18日(火)は急反落。イラン情勢の先行き不透明感や世界的な金利上昇が警戒され、先物主導で下げ幅を広げた。19日(水)も急落。世界的な長期金利上昇への警戒感から前日の米国株市場が下落。これを引き継ぎ、日本株もリスクオフの地合いとなった。日経平均の下げ幅は一時2300円を超え、6万5000円台まで水準を切り下げた。20日(木)は反発。前日に米財務省が国債の買い入れ消却(バイバック)を増額すると発表し、同日の米長期金利が急低下。国内金利の低下にもつながり、前日までのリスク回避ムードが巻き戻される格好で買い戻しの動きが広がった。自動車や電力、医薬品などこれまで出遅れ気味だった銘柄を中心に物色され、金利低下が追い風となる不動産株も値上がりした。21日(金)はまたもや下落。米長期金利が再び上昇に転じたことが嫌気された。前日の米国株市場でウォルマート<WMT>が決算発表を受けて大幅安となり、この流れが波及してファーストリテイリング <9983> [東証P]や良品計画 <7453> [東証P]など消費関連株が下げたことも全体相場の重荷となった。

■来週のポイント

来週は26日に米エヌビディア<NVDA>決算発表、27日からジャクソンホール会議が控えている。これらを通過するまで相場の方向性は見えにくく、様子見ムードが強まりそうだ。

重要イベントとしては、国内では28日朝に発表される7月完全失業率と7月有効求人倍率が注目される。海外では上記2イベントのほか、25日に発表される米国8月コンファレンスボード消費者信頼感指数と米国7月新築住宅販売件数、26日に発表される米国7月の個人所得と個人消費支出、27日に発表される米国新規失業保険申請件数に注視が必要だろう。

■日々の動き(8月17日~8月21日)

【↑】   8月17日(月)―― 5連騰、半導体関連が高く6万9000円台乗せ

日経平均 69220.25( +506.45、+0.74)  売買高20億9249万株 売買代金 8兆9492億円

【↓】   8月18日(火)―― 6日ぶり急反落、半導体関連株に利益確定売り

日経平均 67460.73( -1759.52、-2.54)  売買高22億1462万株 売買代金 10兆1564億円

【↓】   8月19日(水)―― 続急落、AI・半導体関連中心に売り優勢

日経平均 65326.42( -2134.31、-3.16)  売買高25億1136万株 売買代金 10兆1151億円

【↑】   8月20日(木)―― 3日ぶり反発、金利低下でリスクオフ巻き戻し

日経平均 66216.79( +890.37、+1.36)  売買高22億5115万株 売買代金 8兆6034億円

【↓】   8月21日(金)―― 反落、消費関連株などが売られる

日経平均 66016.36( -200.43、-0.30)  売買高22億859万株 売買代金 7兆9134億円

■セクター・トレンド

(1)全33業種中、24業種が値下がり

(2)下落率トップは太陽誘電 <6976> など電機。輸出株は荏原 <6361> など機械、リガクHD <268A> など精密機器も大幅安

(3)みずほFG <8411> など銀行、第一ライフ <8750> など保険、オリックス <8591> などその他金融といった金融株も安い

(4)内需株はまちまち。SBG <9984> など情報通信、パンパシHD <7532> など小売りが売られ、日本駐車場 <2353> など不動産は上昇した

(5)イラン情勢の再不透明化で郵船 <9101> など海運が上昇率トップ。INPEX <1605> など鉱業、出光興産 <5019> など石油も大幅高

■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)

1(1) 半導体

2(5) 地方銀行

3(2) レアアース

4(3) フィジカルAI

5(4) データセンター

※カッコは前週の順位

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