富田隆弥の【CHART CLUB】 流れに従う、6万5000円がポイントに
「流れに従う、6万5000円がポイントに」
◆日経平均株価は8月14日に6万9608円まで上昇し、秋相場への期待を高めた。しかし、SQ値(オプション取引の特別清算指数)の6万9702円には届かず、弱気サインとされる「幻のSQ」が生じた。そして、週明け17日は、5日連騰でサイコロジカルラインが高値警戒圏の9勝3敗となり、日足の短期RCI(順位相関指数)も高値圏に到達していた。
◆したがって、18日以降の下落は想定内ではあったが、18日に1759円安、19日には2134円安と、わずか2日間で3893円(5.6%)も急落したことは想定外だった。米国・イラン間の60日間の交渉期限が終了し、軍事衝突激化に対する懸念が再燃。原油価格と長期金利が上昇したことで、株式市場は「リスクオフ」のムードを強めた。
◆7月29日安値の6万0448円から半月で9100円超も急騰していた日本株には、利益確定や戻り待ちの売りが集中した。日足チャートは75日・25日移動平均線の水準まで一気に下落しており、戻り歩調を維持できるか、正念場を迎えている。
◆7月29日から8月14日高値までの上昇に対する半値押しは6万5028円。一目均衡表の基準線も20日時点で同水準に位置しており、ここは「6万5000円」をポイントの一つとする。終値でこの節目を維持するのならば、上昇基調の継続を想定する。割り込めば、本格的な「調整入り」を覚悟して、ポジション縮小も検討する。いずれにせよ、相場の「流れに従う」ことが肝要となる。
(8月20日 記、原則毎週土曜日に更新)
情報提供:富田隆弥のチャートクラブ
株探ニュース