今週の【早わかり株式市況】続伸、日米金利が重荷もハイテク株上昇がけん引
■今週の相場ポイント
1.日経平均は2週続伸、6万6000円台に復帰
2.シルバーウィーク中に米ハイテク株が上昇
3.連休明け日本株リスクオン、AI半導体買い
4.米国で経済指標が強い内容に、金利急上昇
5.国内金利も歴史的水準に浮上、銀行株高い
■週間 市場概況
今週の東京株式市場で日経平均株価は前週末比1345円(2.1%)高の6万6364円と、2週連続で上昇した。
今週は大型連休があったため、株式市場での取引は2日間のみとなった。日本が休場の間に海外市場が大きく荒れることはなく、これを受けて日本株も主力のAI・半導体関連株を中心に概ね堅調に推移した。TOPIXも2週続伸した。
11年ぶりの5連休となったシルバーウィークが明けた24日(木)の日経平均は上昇。連休期間中に米ハイテク株が上昇した流れを引き継ぎ、朝方からリスク選好ムードでスタート。AI・半導体関連株に投資資金が流入し、日経平均は一時1200円を超える上げ幅をみせた。ただ、買いが一巡すると伸び悩み、結局500円弱の上昇で取引を終えた。前日発表された9月の米購買担当者景気指数(PMI)が市場予想を上回り、早期の米追加利上げ観測が強まるなか、同日の米債券市場で10年債利回りが急上昇。この流れが波及し、国内市場でも新発10年債利回りが3%を超えて約30年ぶりの高水準をつけ、これが株式相場の重荷として意識された。プライム市場では値上がり銘柄数よりも値下がり数のほうが多く、TOPIXはマイナス圏で着地した。25日(金)も日経平均は上昇した。850円程度の上げで6万6000円台を回復。終値ベースで約3週間ぶりの水準に復帰した。引き続きAI・半導体株に根強く投資資金が流入したほか、金利上昇を背景に銀行株の上げが目立った。前日の米中首脳会談を巡り、トランプ米大統領がAI規制に関して慎重な姿勢を示したことも買い安心感を呼んだもよう。日経平均は5連騰を記録。この日はTOPIXも値上がりし、3日ぶり反発となった。一方、グロース市場250指数は続落した。
■来週のポイント
来週も日米金利動向が相場を左右しそうだ。足もと上昇傾向にある金利であるが、その水準の割には株価は底堅い展開となっている。ただ、どこまでバランスが保てるかは定かでなく、これ以上金利上昇が続けば大きな調整もあり得るだけに注意が必要だろう。
重要イベントとしては、国内では30日朝に発表される8月鉱工業生産、10月1日朝に発表される日銀短観、2日朝に発表される8月完全失業率と8月有効求人倍率が注目される。海外では29日に発表される米国9月コンファレンスボード消費者信頼感指数、30日に発表される中国9月製造業PMI、米国9月ADP雇用統計、米国8月の個人所得と個人消費支出、1日に発表される米国9月ISM製造業景気指数、2日に発表される米国9月雇用統計に注視が必要だろう。
■日々の動き(9月24日~9月25日)
【↑】 9月24日(木)―― 4日続伸、AI・半導体関連に資金流入
日経平均 65513.99( +495.04、+0.76) 売買高24億9306万株 売買代金 9兆2038億円
【↑】 9月25日(金)―― 5日続伸、半導体関連や銀行株が買われる
日経平均 66364.20( +850.21、+1.30) 売買高21億4920万株 売買代金 7兆8008億円
■セクター・トレンド
(1)全33業種中、19業種が値上がり
(2)上昇率トップはイビデン <4062> など電機。輸出株はニコン <7731> など精密機器、コマツ <6301> など機械も高い
(3)内需株は渋沢倉 <9304> など倉庫・運輸は買われたが弁護士COM <6027> などサービスは値下がり率トップに売られた。エニーカラー <5032> など情報通信も安い
(4)金融株は愛媛銀 <8541> など銀行、日本取引所 <8697> などその他金融が上昇もMS&AD <8725> など保険は下落
(5)資源株は住友電 <5802> など非鉄が買われ、日鉄鉱 <1515> など鉱業や伊藤忠 <8001> など大手商社は売られた
■【投資テーマ】週間ベスト5 (株探PC版におけるアクセス数)
1(30) 住宅
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