前場に注目すべき3つのポイント~短期的な利食いも押し目狙いのスタンス~
1日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■短期的な利食いも押し目狙いのスタンス
■ニデック、今期2000億円の営業黒字を計画
■ファナック<6954>日立製作所とフィジカルAIで提携、現場に実装
■短期的な利食いも押し目狙いのスタンス
1日の日本株市場は、米国市場の流れから利食いは入りやすいとみられるが、押し目待ち狙いの買い意欲の強さが意識される展開になりそうだ。9月30日の米国市場はNYダウが443ドル安、ナスダックは63ポイント高だった。8月米個人消費支出(PCE)物価指数は市場予想下回ったことで買いが先行して始まった。ただし、WTI原油先物価格は1バレル=90ドル台に乗せたほか、米長期金利の上昇が重荷になり、景気敏感株などを中心に売りが広がった。一方、ハイテク株比率が高いナスダック指数は3日ぶりに反発した。シカゴ日経225先物は大阪比35円安の67115円。円相場は1ドル=157円40銭台で推移。
シカゴ先物にサヤ寄せする形で、やや売りが先行することになりそうだ。ただし、日経225先物はナイトセッションで日中比60円安の67090円で終えたものの、一時67820円まで買われる場面もみられている。ボリンジャーバンドの+2σ(67460円)を上抜ける動きをみせてきたことで上へのバイアスが強まりやすく、利食いが入る局面での押し目買い意欲は強そうである。
米国ではマイクロン・テクノロジーが取引終了後に決算を発表。市場予想を上回る内容であり、時間外取引では一時2%あまり上昇する場面もみられた。その後は下落に転じるなど荒い値動きではあるが、再び上昇に転じており、指数インパクトの大きい半導体やAI関連株への支援材料になりそうだ。
前日の日経平均株価は大幅上昇で75日線を捉えてきたが、前日の上昇に対する反動をみせたとしても、75日線水準での底堅さが意識されてくるようだと、売り方の買い戻しを誘う可能性はありそうだ。また、米国では1日には9月の米ISM製造業景況感指数、2日には9月の米雇用統計が発表される。金利の上昇が続く中、米金融政策を左右する主要な経済指標への関心は高く、積極的にポジションを傾けてくる動きは限られるものの、押し目を狙いたいところであろう。
■ニデック、今期2000億円の営業黒字を計画
ニデック<6594>が発表した2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.9%増の2兆7087億500万円、営業損益は5189億7800万円の赤字(前の期は1282億2200万円の黒字)だった。2027年3月期の連結業績は、売上高が前期比3.4%増の2兆8000億円、営業利益は2000億円を計画。
■前場の注目材料
強気材料
・日経平均株価は上昇(66753.72、+1272.45)
・ナスダック総合指数は上昇(26861.06、+63.52)
・活発な自社株買い
・東証による企業価値向上の要請
・三井E&S<7003>ベトナムで港湾クレーン部材調達8割、アジア強化
・ファナック<6954>日立製作所とフィジカルAIで提携、現場に実装
・日本酸素HD<4091>韓国に半導体材料ガス製造拠点新設、操業開始
・三菱化工機<6331>月島HDと、経営統合、下水処理でエネ課題解決
・楽天G<4755>楽天カード、みずほ銀行と、中小クレカ、利用額の1%ポイントに
・シンフォニア<6507>名古屋に技術共創拠点、半導体など競争力底上げ
・理研計器<7734>都市ガス・メタン即判定、携帯型識別計
・IHI<7013>独子会社売却、石炭ボイラ低迷で構造改革
・ホシザキ<6465>アイススラリー生成、専用冷蔵庫
・パワーエックス<485A>受注、ENEOSに蓄電装置40台
・楽天G<4755>楽天モバイル、KDDIがローミング縮小、自前整備急ぐ
・バルカー<7995>修繕要否を自動判定、配管点検効率化
・三晃金属工業<1972>高断熱と防火性能両立、屋根シート防水工法開発
・トクヤマ<4043>体外診断用医薬品を拡大
・リンテック<7966>埼玉に新棟、半導体装置の開発力向上
・文化シヤッター<5930>複数シャッター遠隔操作、大型施設など一括管理
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・08:50 日銀金融政策決定会合における主な意見(9月17、18日分)
・08:50 日銀短観(大企業製造業DI)(7-9月) 予想25 前回22
<海外>
・特になし
《YY》