16日の米国市場ダイジェスト:米国株式市場は反落、AI債務不安が再燃
■NY株式:米国株式市場は反落、AI債務不安が再燃
米国株式市場は反落。ダウ平均は175.28ドル安の52002.41ドル、ナスダックは572.99ポイント安の26140.04で取引を終了した。
連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長が利上げの可能性を示唆せず、10月連邦公開市場委員会(FOMC)での利上げ観測後退で、寄り付き後、まちまち。ダウは続伸したが、AIクラウドサービス会社のコアウィーブ(CRWV)が再び売られ人工知能(AI)債務への不安再燃で、ナスダックは大きく売られた。終盤にかけ原油高も嫌気され、ダウも下落に転じ、相場は下げ幅を拡大し、終了。セクター別では不動産管理・開発やエネルギーが上昇した一方、半導体・同製造装置が下落した。
携帯端末のアップル(AAPL)は初の折り畳み式アイフォーン「DUO」の販売を開始、需要が強く出荷が来年1月になるなど入手困難であることが判明し、上昇。石油会社のエクソンモービル・ホールディングス(XOM)は第3四半期暫定決算の声明の中で、精製マージン増が明らかになり、上昇。AI向けクラウドサービスを提供するコアウィーブ(CRWV)は借入金による資金調達依存によるAIインフラ拡充を巡る信用不安に社債が一段安となり、売られた。
動画配信のネットフリックス(NFLX)はコンテンツで視聴者維持に苦戦しており責任者交代を発表、さらに全従業員の6%の雇用削減計画を発表し、下落。ビットコイン・トレジャリー会社のストラテジー(MSTR)は指数算出会社MSCIの指数採用基準変更で世界株指数から同社が除外される可能性が警戒され、下落。
FRBのウォーシュ議長はバンコクで開催されている国際通貨基金(IMF)の年次総会で、中央銀行がもはや、政策決定を事前に示唆しないと述べた。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:10月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ確率が低下
16日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円70銭まで下落後、158円34銭まで上昇し、157円99銭で引けた。
インフレ指標で加速が示されたが、連邦準備制度理事会(FRB)のウォーシュ議長が「事前に政策判断しない」と、利上げの可能性を示唆しなかったため10月連邦公開市場委員会(FOMC)での追加利上げ確率がさらに低下し、ドル売り圧力となった。その後、原油価格の上昇に連れた長期金利上昇に伴いドル売りは後退した。
ユーロ・ドルは1.1262ドルへ強含んだのち1.1213ドルまで反落し、1.1237ドルで引けた。
ユーロ・円は177円90銭から177円38銭まで下落。
植田日銀総裁は「基調物価が2%を上回ることは容認できない」と利上げ継続を示唆し、円買い材料となった。
ポンド・ドルは1.3372ドルへ強含んだのち、1.3309ドルまで反落した。
ドル・スイスは0.8218フランへ下落後、0.8260フランまで上昇した。
■NY原油:6営業日続伸、中東情勢の緊迫化で約1カ月ぶりに100ドル台を回復
10月16日のNY原油先物11月限は6営業日続伸。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物11月限は、前営業日比+3.73ドル(+3.81%)の101.70ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは96.85-101.91ドル。イラン陸軍報道官が米国の攻撃に備えて防空能力の強化を表明したと報じられたほか、フーシ派によるサウジアラビアへの攻撃やロシア・ウクライナ戦争の激化・長期化観測も重なり、供給逼迫懸念の買いが一段と強まった。101.91ドルまで上昇し、約1カ月ぶりに節目の100ドル台を回復した。通常取引終了後の時間外取引では主に101ドル台半ばを挟んだ水準で推移。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 51.23ドル -0.47ドル(-0.90%)
モルガン・スタンレー(MS) 180.57ドル -1.53ドル(-0.84%)
ゴールドマン・サックス(GS)881.26ドル -10.02ドル(-1.12%)
インテル(INTC) 89.85ドル -5.52ドル(-5.78%)
アップル(AAPL) 343.46ドル +1.46ドル(+0.42%)
アルファベット(GOOG) 336.91ドル -8.00ドル(-2.31%)
メタ(META) 709.33ドル -27.40ドル(-3.71%)
キャタピラー(CAT) 730.76ドル -4.88ドル(-0.66%)
アルコア(AA) 41.45ドル +1.03ドル(+2.54%)
ウォルマート(WMT) 118.81ドル +0.94ドル(+0.79%)
《YY》