話題株ピックアップ【昼刊】:信越ポリ、イビデン、アドテスト
■信越ポリマー <7970> 2,563円 +327 円 (+14.6%) 11:30現在 東証プライム 上昇率トップ
信越ポリマー<7970>は物色人気を集めている。26日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を1200億円から1270億円(前期比10.3%増)へ、営業利益を160億円から182億円(同29.6%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も66円から72円(前期62円)に増額した。半導体関連容器やラッピングフィルムが引き続き好調に推移すると見込まれるため。これが好感されている。あわせて、取得上限45万株(自己株式を除く発行済み株式総数の0.56%)、または12億5000万円とする自社株買いの実施を発表した。ストック・オプション権利行使時に交付する株式として使用するため。取得期間は10月27日~12月31日。
■早稲田アカデミー <4718> 2,826円 +290 円 (+11.4%) 11:30現在 東証プライム 上昇率2位
早稲田アカデミー<4718>は大幅高で年初来高値更新。26日取引終了後、27年3月期連結業績予想について売上高を405億2000万円から409億円(前期比8.6%増)へ、営業利益を42億3900万円から47億7000万円(同20.5%増)へ上方修正すると発表した。配当予想も75円から85円(前期55円)に増額した。上期に塾生数が計画を上回って順調に推移し、夏期合宿・夏期集中特訓の集客も好調だったことから、この影響を織り込んだ。各種費用の見直しも奏功する見通し。
■イビデン <4062> 9,172円 +924 円 (+11.2%) 11:30現在 東証プライム 上昇率3位
イビデン<4062>が切り返し急。ICパッケージの供給でAIインフラを支える重要サプライヤーとして株式市場でも大きなプレゼンスを誇っている。AI関連企業の過剰投資問題は同社株にも少なからずダメージをもたらし、10月上旬に1万2000円台にあった株価は23日に8000円を割り込む場面があった、週明け26日の米株式市場ではアンソロピックのIPO(新規株式公開)に向けた目論見書公開を背景に、AI・半導体関連株への物色意欲が再燃。27日の東京市場においてもその流れが波及している。加えて、26日のインテル<INTC>株はアナリストによる投資判断と目標株価引き上げの動きを背景に前週末比で一時6%近く上昇した。インテル関連株と位置付けられるイビデンにはこれも追い風となり、買い意欲の回復につながったようだ。
■アドバンテスト <6857> 34,080円 +3,010 円 (+9.7%) 11:30現在 東証プライム 上昇率5位
アドバンテスト<6857>はカイ気配スタートで4日ぶりに急反発。前週後半から週明けまでの3営業日で3300円以上の下落をみせており、目先リバウンド狙いの買いが入りやすくなっていた。そうしたなか前日の米国株市場でエヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連株への買い戻しが顕在化し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が2.8%高と大幅高で目先底入れを示唆、アドテストもその流れに乗る格好となっている。同社はあす28日に27年3月期中間期(26年4~9月)決算を発表する予定。好決算が予想されるなか、株価は10月上旬の最高値から大幅に調整した後だけに、それを先取りする投資資金を引き寄せている。
■乾汽船 <9308> 2,299円 +177 円 (+8.3%) 11:30現在
乾汽船<9308>がカイ気配スタート。26日の取引終了後、英アセット・バリュー・インベスターズ(AVI)が乾汽船の株式について、新たに5%を超えて保有していることが明らかとなり、思惑視されたようだ。同日に提出された大量保有報告書によると、アセット・バリューの保有割合は5.06%。報告義務発生日は19日。同報告書には、持続的な企業価値の向上に向けた重要提案行為などを行う可能性があると記載している。
■伊勢化学工業 <4107> 4,120円 +270 円 (+7.0%) 11:30現在
伊勢化学工業<4107>は大幅続伸している。同社はペロブスカイト太陽電池の製造に必要なヨウ素の供給を手掛けている。ペロブスカイト太陽電池の将来的な普及拡大に対する期待感は根強いものの、伊勢化株は2月に上場来高値8450円をつけた後は需給調整を余儀なくされ、7月31日の年初来安値3225円を形成。4000円を挟んだレンジ相場を続けている。そんななか、27日の日本経済新聞朝刊は「政府はリコーと長州産業(山口県山陽小野田市)に4年でおよそ1000億円を拠出し、普及に向けて規制を緩和する」と報じた。グリーントランスフォーメーション(GX)関連の補助金の対象に、リコーと長州産業を選ぶと伝えている。政府による量産支援策に関する報道がペロブスカイト関連株に対する投資マネーを誘引する格好となり、伊勢化の上昇に寄与したようだ。リコー<7752>や、ヨウ素の生産を手掛けるK&Oエナジーグループ<1663>も堅調に推移している。
■パワーエックス <485A> 1,792円 +114 円 (+6.8%) 11:30現在
パワーエックス<485A>は大幅続伸している。26日の取引終了後、大型蓄電システム「Mega Power 2500」の出荷を始めたと発表。あわせて累計受注台数が25日時点で477台に上ったことを明らかにしており、これらが株価の刺激材料となっているようだ。受注台数のうち444台が2027年搬入予定となっている。同製品は液冷式の蓄電モジュールを採用し、10フィートコンテナに2507キロワット時の蓄電容量を搭載。パワーエックス従来の20フィートコンテナ型蓄電システムと比べ、設置面積が半分で多様な設置環境に対応できるうえ、設置面積当たりの蓄電容量が約1.8倍になっているという。
■住友ファーマ <4506> 1,946円 +108.5 円 (+5.9%) 11:30現在
住友ファーマ<4506>は朝安後切り返し、4日ぶりに大幅反発している。きょう午前9時8分、米子会社が26日付で開発中の抗がん剤「enzomenib」(DSP-5336)について、米国食品医薬品局(FDA)から「ブレイクスルーセラピー」に指定されたと発表しており、株価の刺激材料となっているようだ。ブレイクスルーセラピーに指定された薬剤は、FDAから開発及び審査の迅速化に向けた継続的助言や支援を受けることができる。
■西川計測 <7500> 10,600円 +490 円 (+4.9%) 11:30現在
西川計測<7500>はしっかり。26日取引終了後、株式分割を実施すると発表した。12月31日を基準日として1株を10株に分割する。
■コーテクHD <3635> 1,729.5円 +62 円 (+3.7%) 11:30現在
コーエーテクモホールディングス<3635>がしっかり。同社は26日の取引終了後、27年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績・配当予想を増額修正しており、株価の支援材料となったようだ。今期の売上高予想は従来の見通しから10億円増額して910億円(前期比2.9%増)、最終利益予想は60億円増額して370億円(同13.6%減)に引き上げた。期末一括配当予想は8円増額して56円(前期は66円)に見直した。9月中間期は売上高が373億2700万円(前年同期比19.4%増)、最終利益が185億9600万円(同38.1%増)だった。第2四半期はパッケージゲーム3タイトルを発売。前期に発売した大型タイトルの販売が好調に推移し、増収増益につながった。機動的な運用も奏功し営業外収支も伸長。9月中間期の実績と事業環境を踏まえつつ、為替の前提を1ドル=142円から1ドル=148円に変更し、業績予想を見直した。
■清水銀行 <8364> 2,679円 +84 円 (+3.2%) 11:30現在
清水銀行<8364>が続伸している。26日の取引終了後、27年3月期の業績・配当予想の上方修正を発表しており、好感されたようだ。今期の純利益予想は従来の見通しから4億円増額して29億円(前期比45.0%増)に見直したほか、これまで中間・期末30円ずつの年間60円としていた配当予想予想については、中間・期末35円ずつの年間70円(前期比10円増配)に引き上げた。金利上昇により貸出金利息や有価証券利息配当金など資金運用収益が想定を上回った。
■QPSホールディングス <464A> 1,412円 +31 円 (+2.2%) 11:30現在
QPSホールディングス<464A>は4日ぶりに反発している。子会社で小型SAR(合成開口レーダー)衛星を製造・運用するQPS研究所と国土交通省国土技術政策総合研究所(国総研)が26日、共同研究契約を締結したと発表した。両者は小型SAR衛星データを活用した火災被害検出技術の開発に取り組むとしており、材料視した買いが入っている。SAR衛星は電波によって地表の画像を得るレーダーを使用し、昼夜や天候によらない観測ができることから、災害発生時の状況把握手段として大きな期待が寄せられているという。今回の契約に基づく共同研究では国総研が保有する過去の広域火災における被災状況や現地調査結果と、SAR衛星観測データとの関係を分析することで、火災による地表面や構造物の変化を高精度に把握する手法の検討などを進める。
■第一三共 <4568> 2,633.5円 -191.5 円 (-6.8%) 11:30現在 東証プライム 下落率2位
第一三共<4568>が急落している。米製薬大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブ<BMY>と米バイオ関連企業のシスティミューンが26日、がん治療薬「イザロンタマブ ブレンギテカン」に関し、臨床試験で良好な結果が得られたと発表している。第一三共が手掛ける抗がん剤「ダトロウェイ」の競合薬となるとの見方から、第一三共株への売りが促されたようだ。
■Joshin <8173> 4,005円 -215 円 (-5.1%) 11:30現在 東証プライム 下落率5位
Joshin<8173>は大幅安。26日取引終了後、「不正アクセスによるシステム障害発生のお詫びとお知らせ」の第2報を発表した。個人情報が漏えいした可能性があることを明らかにしており、今後の影響を懸念する見方から売りが先行しているようだ。現時点までの調査で判明したこととして、「会員情報データベースサーバー」の氏名や住所、電話番号など最大約600万件、「ジョーシンのサブスク」の会員番号やログインIDなど最大約23万件が対象という。また、「リフォーム写真アップロードシステム」でも最大約800件の漏えいの可能性があり、この中にはリフォーム施工中の工事写真データのほかに免許証画像2件、マイナンバーカード1件、口座番号5件が含まれるという。
■楽天グループ <4755> 617.5円 -17.6 円 (-2.8%) 11:30現在
楽天グループ<4755>は反落している。26日、旅行予約サービス「楽天トラベル」の海外ホテル予約サイトのうち、シンガポール子会社が管理・運営する一部のページで第三者による不正アクセスが発生したと発表。海外ホテル予約サイトにログインした顧客の氏名や電話番号など最大260万件の顧客情報が流出した可能性があるとしており、嫌気した売りが出ている。また、クレジットカードの下4ケタや名義、有効期限などの支払い情報は最大で約3万6000件の不正アクセスを受けた可能性がある。あわせて楽天グループが管理・運営する楽天トラベルの多言語予約サイトにも不正アクセスがあったと開示。同サイトにログインした顧客のメールアドレス最大約86万件が外部に漏れた可能性がある。
■セキュアヴェイル <3042> 1,703円 +300 円 (+21.4%) ストップ高 11:30現在
セキュアヴェイル<3042>が連日ストップ高。今月に入りサイバーセキュリティー関連株が軒並み人気化の経緯をたどったが、その中でも同社の上昇パフォーマンスは群を抜き、初動から1カ月弱で株価は既に5倍化している。情報セキュリティー構築からセキュリティー運用監視、ログ解析サービスなどをワンストップで提供できるビジネスモデルを強みとしており、今月上旬に日証金で貸株規制が入ってからの短期資金の攻勢が際立つ。また、きょうはデータセキュリティー事業やネットワークセキュリティー事業で優位性を発揮する網屋<4258>なども上値追いが鮮明だ。前日に政府がサイバーセキュリティーに関する関係閣僚会議の初会合を首相官邸で開いたが、同会合で高市早苗首相が重大なサイバー攻撃を未然に防ぐ「能動的サイバー防御」の発動も視野に入れて対応することに言及、株式市場でもサイバーセキュリティー関連株に追い風となっている。同関連株は既に株価を急騰させている銘柄も多く、足もとでは全面高とはならず利食いに押される銘柄も少なくないのも事実。しかし、国策を背景に人気性の高い銘柄には依然として波状的な買いが入り需給相場の様相を強めている。
●ストップ高銘柄
VLCセキュリティ <2467> 423円 +80 円 (+23.3%) ストップ高 11:30現在
ソーシャルワイヤー <3929> 463円 +80 円 (+20.9%) ストップ高買い気配 11:30現在
ジィ・シィ企画 <4073> 1,030円 +150 円 (+17.1%) ストップ高 11:30現在
ショーケース <3909> 1,103円 +150 円 (+15.7%) ストップ高 11:30現在
など、6銘柄
●ストップ安銘柄
なし
株探ニュース