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前場に注目すべき3つのポイント~半導体やAI関連株の戻りの鈍さを見極め~

市況
2026年11月5日 8時44分

5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。

■半導体やAI関連株の戻りの鈍さを見極め

■アステラス薬、重点戦略製品の成長で大幅増益、通期予想を上方修正

■川崎汽船<9107>次期中計発表、5年間で1.1兆円投資

■半導体やAI関連株の戻りの鈍さを見極め

5日の日本株市場は、買い一巡後は次第にこう着感の強い相場展開になりそうだ。4日の米国市場はNYダウが1569ドル高、ナスダックは364ポイント高だった。米中間選挙で民主党が上下両院の過半数獲得を確実にし、選挙を巡る不透明感が後退したことで、買い戻しの動きが強まった。トランプ米大統領が対イラン攻撃について消極的な姿勢を示したことで原油先物価格が急落したことも材料視された。シカゴ日経225先物は大阪比680円高の63130円。円相場は1ドル=158円30銭台で推移。

日経225先物はナイトセッションで63580円まで買われる場面もみられたが、その後は63000円を挟んでの保ち合いが続き、日中比660円高の63110円で終えている。NYダウは大幅高で2カ月ぶりの水準を回復したものの、民主党の勝利によってAIデータセンターの増設計画の遅れにつながるとして半導体やAI関連株の一角が売られ、SOX指数の下落率は3%を超えている。この影響から指数インパクトの大きいアドバンテスト<6857>などの動向が注目されそうだ。

また、米国では取引終了後に決算を発表したクアルコムが時間外取引で下落しており、半導体株の重荷になりそうである。そのため、米国株高の流れから買いが先行するものの、半導体株への買い戻しの動きは限られるとみられ、相対的にTOPIX型に資金がシフトしやすいだろう。AI脅威論から不安定な値動きをみせていたソフトウェア株などには見直しの動きが出てきそうである。

そのほか、昨夕決算を発表したところでは、キッセイ薬<4547>、グリムス<3150>、オークマ<6103>、川崎船<9107>、イントラマート<3850>、ネクセラ<4565>、インテリW<4847>、アステラス薬<4503>、ベクターHD<2656>、TOA<6809>、バルカー<7995>、ラサ工<4022>、重松製作<7980>などの動向が注目される。

■アステラス薬、重点戦略製品の成長で大幅増益、通期予想を上方修正

アステラス薬<4503>が発表した2027年3月期上期の売上収益は前年同期比23.4%増の1兆2708億円、営業利益は58.8%増の3165億円となった。がん治療薬「パドセブ」や眼科治療薬「アイザーヴェイ」など重点戦略製品の販売拡大に加え、円安効果やコスト最適化が寄与した。通期の最終利益予想を3000億円から3500億円に上方修正し、過去最高益を更新する見通し。重点戦略製品の成長持続と新薬開発の進展が注目される。

■前場の注目材料

強気材料

・NYダウは上昇(53356.12、+1569.40)

・ナスダック総合指数は上昇(25736.51、+364.50)

・シカゴ日経225先物は上昇(63130、+680)

・米長期金利は低下

・活発な自社株買い

・東証による企業価値向上の要請

・三井化学<4183>JSR買収へ、半導体材料拡大

・ソディック<6143>DC光通信コネクター用射出機増産

・川崎汽船<9107>次期中計発表、5年間で1.1兆円投資

・東京精密<7729>半導体検査向けプローバー増産

・伊藤忠<8001>狭胴機エンジン整備参入、スペイン社に出資

・トレンドマイクロ<4704>損保ジャパンと、サイバー保険に脆弱性監視サービス

・アマダ<6113>アマダマシナリー、蘭鉄構加工機と提携、ドリルマシン来春投入

・クボタ<6326>マレーシアに現法、排水再利用設備を拡大

・FDK<6955>150℃環境で安定放電、SMD対応、全固体電池

・KOKUSAI ELECTRIC<6525>社長・塚田和徳氏、半導体装置、増強前倒し

・住友電工<5802>欧に海底ケーブル拠点、スコットランド工場開所

・バッファロー<6676>Wi-Fi7対応の無線LAN装置

・KOA<6999>モールド封止型の高耐圧分圧器投入、AI・EV用

・旭化成<3407>水電解システム、米P2H2協業、量産・商業化へ

・小松マテーレ<3580>スラックス縫製・加工2社を子会社化

・TOTO<5332>次世代セラ部品に710億円、半導体装置向け量産確立へ

・大塚HD<4578>大塚製薬、米新興に出資、精神・神経・腎臓など補完

・アイシン<7259>東北大学と、AI起動を38倍高速化、チップ開発

☆前場のイベントスケジュール

<国内>

・08:50 日銀政策委員会・金融政策決定会合議事要旨(9月17・18日分)

・09:30 総合PMI(10月) 前回52.3

<海外>

・特になし

《YY》

提供:フィスコ

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