サカタタネは急反落、21年5月期は2割弱の営業減益見込む
サカタのタネ<1377>は急反落している。13日の取引終了後に発表した21年5月期連結業績予想で、売上高617億円(前期比0.1%増)、営業利益60億円(同19.8%減)、純利益44億円(同27.8%減)と大幅営業減益を見込んでいることが嫌気されている。
新型コロナウイルス感染症の影響などで国内卸売事業と小売事業の減収を見込む一方、海外卸売事業は、中国向けニンジン種子の販売時期の変更に伴う売り上げ寄与や、北中米での復調などを見込み増収を予想しており、全体では横ばい圏を予想。ただ、本社の基幹システム更新費用と持続的な研究開発への費用増加のため、営業利益は減益を余儀なくされる見通しだ。
なお、20年5月期決算は、売上高616億6700万円(前の期比1.7%増)、営業利益74億8200万円(同3.1%減)、純利益60億9400万円(同11.1%減)だった。
株探ニュース