リブワーク Research Memo(4):マルチプラットフォーム戦略と異業種コラボレーションによる集客強化
■Lib Work<1431>の事業概要
3. 戸建住宅事業の特長・強み
同社の戸建住宅事業の特長・強みは、デジタルマーケティング(Web、メディア)をコアコンピタンスとする独自の集客手法によってモデルハウスへ送客し、展示場とのシナジーを高めて受注拡大につなげるマルチプラットフォーム戦略を推進していること、及び顧客層や販売チャネルの拡大に向けて異業種の人気ブランドとのコラボレーションを積極活用していることなどである。デジタルマーケティングを活用するメリットとしては、モデルハウス集客とのシナジーを高めるだけでなく、一般的な集客方式に比べて全体としての広告宣伝費を大幅に削減できること、エリアに依存しないため全国展開も容易になること、多数の最新の土地情報が集まりやすいことなどがある。
デジタルマーケティングについては、戸建関連のカテゴリー別ポータルサイトとして、土地探しサイトの「e土地net」、施工例サイトの「e注文住宅net」、多種多様な住宅ブランドのカタログを電子カタログとしてまとめた「eマイホームnet」などを開設し、住宅購入希望者等に各種情報を提供することで多方面からの効率的な集客を実現している。住宅業界全体では展示場への新規来場者数が減少傾向だが、同社の2026年6月期のモデルハウス来場者数は前期比19.8%増加した。デジタルマーケティングによって効率的な集客を実現するとともに、リード獲得単価は業界平均の10,000円~30,000円に対して8,751円と高い競争優位性を実現している。ファン化マーケティング手法として2020年1月に開設したYouTubeチャンネル「Lib Work ch」は2026年6月期末時点で登録者数が16.6万人となり、短尺動画再生数は300万再生超となった。検討前段階からのファン化を促進し、集客コスト削減と指名受注につなげる。家づくりに関する専門性の高い情報を提供する専門メディアとして2022年2月に開設したオウンドメディア「リブタイムズ」は、外部のキュレーションメディアとの記事連携が4媒体(2026年8月時点、LINE NEWS、Yahoo! JAPAN、SmartNews、News Suite)となっている。また、投資家に向けたIRチャンネル「Lib Work社長の投資&株Ch」の登録者数は2026年6月期末時点で1,200人超となっている。
そのほかの特長としては、多数の集客が期待できるだけでなく見込み客の獲得効率も高い大型ショッピングセンター館内インショップ型の展示場を展開していること、同社が施工販売するすべての新築住宅を対象に無料の太陽光パネル設置を提案していることなどがある。またグループ全体の売上総利益率向上策として「住宅版SPA」を目指し、主要5工種(給排水設備、基礎工事、建て方工事、サイディング工事、地盤改良工事)の内製化や、DX活用による施工管理業務の効率化を推進しているほか、幸の国木材工業を子会社化してグループ内の木材安定調達体制を構築している。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田 雅展)
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株探ニュース