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<動意株・8日>(大引け)=明治HD、持田製薬、平賀など

材料
2019年2月8日 15時12分

明治ホールディングス<2269>=大幅高。同社は7日取引終了後に、19年3月期第3四半期累計(18年4~12月)の連結決算を発表。営業利益は796億400万円(前年同期比10.3%増)となり、通期計画1010億円に対する進捗率は78.8%に達した。売上高は9506億9800万円(同1.5%増)で着地。食品部門はプロバイオティクス商品や菓子類が苦戦したものの、医薬品部門は昨年7月からKMバイオロジクス社を連結化した効果に加え、国内では統合失調症治療薬「シクレスト」やアレルギー性疾患治療薬「ビラノア」が大きく伸長した。なお、通期業績予想は従来計画を据え置いている。

持田製薬<4534>=後場急伸。同社は午後2時ごろ、上限を25万株(発行済み株数の1.26%)、または25億円とする自社株買いを発表するとともに、3月31日時点の株主に対する1対2株の株式分割を発表しており、これらを好感した買いが入っている。同時に発表した第3四半期累計(18年4~12月)連結決算は、売上高876億3800万円(前年同期比4.7%増)、営業利益112億8600万円(同7.6%減)、純利益98億4900万円(同6.2%増)だった。医薬品関連事業で、新薬の抗うつ剤「レクサプロ」、潰瘍性大腸炎治療剤「リアルダ」などが伸長したほか、昨年1月に販売を開始した抗悪性腫瘍剤「ドキシル」及び同年4月に販売を開始した慢性便秘症治療剤「グーフィス」が寄与し売上高は増収を確保した。ただ、薬価改定の影響などで売上原価率が上昇したほか、研究開発費の増加などもあり営業減益を余儀なくされた。

平賀<7863>=後場に入ってストップ高。同社は午後1時ごろ、19年3月期単独業績予想について、売上高を75億円から77億円(前期比2.8%増)へ、営業利益を1億3000万円から2億円(同8.1倍)へ、純利益を1億1000万円から2億2500万円(同2倍)へ上方修正したことが好感されている。主力のチラシ・シール事業などをはじめとしてクライアントごとのニーズに合わせた提案を行ったことが奏功し売上高が上振れる見通し。また、製品ごとの製造作業の見直しや工場の機械ごとの稼働率・生産性を上げることで原価改善を進めていることも利益押し上げに寄与する。

ピーエス三菱<1871>=ストップ高。同社は7日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、営業利益を41億円から68億円(前期比25.0%増)へ、純利益を28億円から49億6000万円(同29.0%増)へ上方修正したことが好感されている。手持ち工事の進捗が前回予想を下回ったことにより、売上高は1130億円から1080億円(同6.0%減)へ下方修正したが、主に土木事業の工事採算が改善したことで、売上総利益率が改善し、利益を押し上げた。

エンシュウ<6218>=全体下げ相場に抗して5連騰し上値追い。同社が7日取引終了後に発表した19年3月期第3四半期累計(18年4~12月)の連結決算は、売上高が230億4700万円(前年同期比42.6%増)、営業利益は19億200万円(同3.3倍)、最終利益は10億4900万円(同3.3倍)と急拡大した。アジア、北米向けを中心に工作機械の売り上げが大きく伸び、業績の高変化に反映された。通期業績見通しは据え置いているが、営業利益22億5000万円(前期比2.4倍)に対する第3四半期時点の進捗率は85%に達している。

日総工産<6569>=急反騰。同社は7日の取引終了後、19年3月期の連結業績予想について、売上高を656億8600万円から692億6400万円(前期比17.0%増)へ、営業利益を20億9900万円から27億7500万円(同54.1%増)へ、純利益を13億7600万円から17億4600万円(同72.1%増)へ上方修正したことが好感されている。製造系人材サービスで、「日総テクニカルセンター」などの研修施設にて技能を身につけた「技能社員」を輸送機器メーカー及び電子部品メーカーを中心とする「アカウント企業」へ重点的に配属したことで売上高が予想を上回る見通しとなった。また、採用効率の向上や販管費の低減を図ったことも奏功した。

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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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