デジアーツがカイ気配、GIGAスクール案件の受注獲得で21年3月期は経常利益5割増と増配見通し
デジタルアーツ<2326>がカイ気配スタートで上値を大きく切り上げている。8日取引終了後に発表した21年3月期の連結業績予想は経常利益が前期比52.6%増の35億5500万円に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが好材料視されている。
今期は児童生徒1人1台の学習用端末と高速大容量の通信ネットワークを一体的に整備する「GIGAスクール構想」に絡むフィルタリングソフトの受注獲得で公共向け分野の業績急拡大を見込む。また、企業向けもテレワークの普及を背景にWebとメールのセキュリティー対策ソフトのクラウド版などを伸ばす計画だ。併せて、今期の年間配当は前期比5円増の55円に増配する方針としたことも好感された。なお、20年3月期の経常利益は前の期比11.6%減の23億2600万円だった。
株探ニュース