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明日の株式相場戦略=半導体周辺の主力株と中小型株の動きに注目

市況
2019年6月26日 17時46分

あす(27日)の東京株式市場は、市場エネルギー不足のなか中小型株の動きがカギを握ることになりそうだ。きょう(26日)は半導体関連電子部品株に買いが流入したが、実需の買いではなくショートカバーの色彩が強い。G20大阪サミットを通過して全体相場が仮に強気に傾けば主力株の出番だが、それを本音で期待している向きはやはり少数派のようだ。市場関係者の声を聞いても冷めた声が多い。

今週は主力株が手掛けにくい環境であることに変わりはない。きょうは東証1部の7割の銘柄が下落、権利落ち分を考えれば大した下げではないが、個別ベースで中小型株に値を下げるものが多かったのはやや気にかかるところ。東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>など半導体製造装置関連や太陽誘電<6976>やTDK<6762>といった電子部品株が強い動きをみせたのは光明だが、一方で資生堂<4911>や花王<4452>、あるいは電力株といったディフェンシブセクターが売られ、水位の低い池の中で資金が右往左往している印象は否めない。

半導体や電子部品株の上昇は米半導体大手のマイクロン・テクノロジーが中国通信機器最大手ファーウェイへの出荷を一部再開したと発表したことが導火線に火をつけた。出荷は法的に問題のない製品に限っており、規模的にも大きなものではないが、意外な効力を発揮した。これは東京市場に限ったことではなく、香港や台湾、韓国市場などでファーウェイと取引のある主力株が軒並み上昇するなど、世界的に風が生じている。バタフライエフェクトを想起させるこの動きは、仮に買い戻しが中心だったにせよ、今後に期待を残す現象として注視したい。

きょうは中小型材料株にも下落する銘柄が目立ったが、そのなか24日に取り上げた仮想通貨関連のリミックスポイント<3825>がストップ高に買われたのは目を引く。企業のファンダメンタルズに明確な変化をもたらす材料が出た場合を除き、急騰した銘柄は必ず反動が出る、というのが株式投資の摂理だ。その観点からすれば、同社株も当然反動安リスクは警戒される。しかし、少し視点を後ろに引いて週足チャートをみれば、今の株価がいかに低い位置に放置され、大底圏でもみ合いを続けた後であるかが分かる。驚異的な急騰パフォーマーであるビットコインと比較すれば、まだ出遅れ修正の初動という見方もできる。

また、バイオ関連も売られ過ぎの修正局面に移行するタームに入ったようだ。75日移動平均線近辺で下げ渋る動きをみせていたため、目先反転の可能性に言及したリボミック<4591>だが、材料が出たとはいえ急反騰。ここでの切り返しは必ずしも偶発的なものではなかったと感じる。この流れで免疫生物研究所<4570>などにも注目してみたい。

静かに態勢を切り返してきた5G関連の双信電機<6938>も風雲急の気配を感じる。このほか、値動きは重いものの低位の住石ホールディングス<1514>の週足に着目。13週移動平均線をサポートラインに垂涎の好チャートを形成。値ごろ感を考慮して、焦らずジックリ派には魅力的な銘柄といえる。

日程面では、あすは5月の商業動態統計の発表、2年国債入札が予定される。また、東証マザーズ市場に新日本製薬<4931>が、ジャスダック市場にあさくま<7678>が新規上場する。海外では1~3月の米GDP確報値、1~5月の中国工業企業利益などが発表される見通し。(中村潤一)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

株探ニュース

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