武田が後場一段高、OTC部門売却の方針と報じられる
武田薬品工業<4502>が後場一段高となっている。日経ビジネス電子版がこの日、「一般用医薬品(大衆薬、OTC)を手掛ける完全子会社の武田コンシューマーヘルスケア(TCHC、東京・千代田)を売却する方針を固めた」と報じており、これが材料視されているようだ。
記事によると、売却先はOTC国内最大手で大正製薬ホールディングス<4581>傘下の大正製薬や投資ファンドなどが名乗りを上げることになりそうで、売却金額は4000億円程度まで膨らむことが予想されるという。TCHCはビタミン剤の「アリナミン」やかぜ薬の「ベンザブロック」などを展開しているが、武田では非中核事業を売却することで、財務体質の改善を図る方針だという。
株探ニュース