AGCが大幅続伸、米国バイオ医薬品原薬製造工場を買収
AGC<5201>がマドを開けて買われ、一時前日比5.8%高の3390円まで上値を伸ばした。3日取引終了後、英製薬大手のアストラゼネカが米国コロラド州に保有するバイオ医薬品原薬製造工場を買収したと発表しており、これを好感する買いが入っている。
今回の買収で同社バイオ医薬品生産能力は大幅に増強され、商用段階に最適なラインが2つ加わるという。今までよりも幅広い商用案件や新型コロナウイルス治療薬としての既存薬展開に伴う需要を取り込む構えだ。本格的な受託製造開始は21年4月を予定する。同社グループは、バイオ医薬品CDMO事業を含むライフサイエンス事業を戦略事業のひとつと位置付けており、25年に1000億円以上の売り上げ規模を目指している。
株探ニュース