岡部が急反発、第3四半期24%営業増益と自社株買いを好感
岡部<5959>が急反発している。前週末28日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高564億4400万円(前年同期比19.8%増)、営業利益39億2000万円(同24.0%増)、純利益31億8700万円(同58.8%増)と大幅増益となったことが好感されている。
主力の建設関連製品で、鉄筋コンクリート造物件の着工床面積の増加や鋼材価格上昇分の価格転嫁などにより仮設・型枠製品の売り上げが伸長したことが牽引した。また、21年10月に実施した米国における建材製品の製造事業買収による効果も寄与した。
なお、22年12月期通期業績予想は、売上高758億5000万円(前期比17.0%増)、営業利益52億円(同20.0%増)、純利益38億5000万円(同46.5%増)の従来見通しを据え置いている。
また同時に、上限を150万株(発行済み株数の3.16%)、または10億円とする自社株買いを実施すると発表したことも好材料視されている。取得期間は22年10月31日から23年4月28日までで、資本効率の向上を図るとともに、1株当たりの株主価値を高め、株主還元を充実させることが目的としている。
株探ニュース