<動意株・15日>(前引け)=日電波、MIC、Fスターズ、エイチワン
日本電波工業<6779>=大幅高で新値追い。同社は14日取引終了後、26年3月期通期の連結決算を発表。営業利益は前の期比27.4%減の33億5500万円となったが、従来予想の32億円から上振れた。売上高は同2.9%増の546億2900万円と、従来予想の534億円を上回って着地。車載、産業機器(主にAIデータセンター)、特機(主に防衛)向けの売り上げが伸びた。あわせて公表した27年3月期通期の連結業績予想は、売上高が前期比10.9%増の606億円、営業利益が同19.2%増の40億円となる見通し。AIデータセンター向け製品の販売増が業績を牽引するとみている。
MIC<300A>=切り返し急。同社はドラッグストアや日用品メーカーなどリテール業界の販促支援ビジネスを展開し、共同配送サービスにも傾注し業容を広げている。業績は25年3月期を境に飛躍期に突入している。14日取引終了後に発表した26年3月期決算では、営業利益段階で前の期比69%増の16億8600万円を達成した。27年3月期も成長トレンドに陰りなく、同利益は前期比21%増の20億4000万円と過去最高更新が続く見通しだ。好業績を背景に株主還元にも取り組んでおり、前期の年間配当は従来計画に10円上乗せした70円とし、今期についてはそこから7円増配となる77円を実施する計画。これらを評価する形で投資マネーが集中した。
フィックスターズ<3687>=物色人気に75日線上放れる。高度なソフトウェア技術を駆使して、顧客企業のソフトウェアを高速化する技術で抜群の実績を有し、次世代コンピューティングの切り札とされる量子コンピューター分野でも先駆的なポジションにある。足もとの業績も自動運転分野や半導体製造分野で需要を開拓し収益の上積みに反映させている。そうしたなか、14日取引終了後に26年9月期業績予想の修正を発表、営業利益は従来予想の26億円から31億円(前期比20%増)に増額した。修正前で既に小幅ながらピーク利益更新見通しにあったが、そこから更に上乗せされる格好となっている。好業績を背景に配当政策も強化し、今期の年間配当は従来計画に1円増額し19円(前期実績は18円)とすることも併せて発表した。株価は今月11日ザラ場に1499円の高値を付けた後は調整局面にあったが、業績予想増額を受け改めて買い直される展開に。
エイチワン<5989>=マド開け急伸し一気に新高値。同社はホンダ<7267>を主要取引先として車体骨格部品を供給する。14日取引終了後に発表した26年3月期の連結決算は売上高が計画未達となったものの、営業・経常・最終利益は上振れして着地した。27年3月期の営業利益は前期比9.2%増の160億円と連続最高益更新を計画。年間配当予想は6円増配の70円に設定した。ホンダ自体、稼ぎ頭の北米向けで今期は四輪販売台数の増加を計画しており、サプライヤーには収益性向上の期待が膨らみやすい。エイチワンについては前期利益の着地点と今期営業利益の連続最高益更新予想、増配計画に加え、PBR(株価純資産倍率)が0.5倍台にとどまっていることも着目され、買いを集める格好となった。
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株探ニュース