TOREXが急騰、パワー半導体関連人気に乗り6年7カ月ぶりの高値圏走る
トレックス・セミコンダクター<6616>が急騰、全体地合い悪に逆行し一時14%を超える上昇をみせた。時価は株式分割考慮で2014年11月以来、約6年7カ月ぶりの高値圏を走っている。アナログ電源ICの製造販売を手掛けるが、車載向けなどで強みをもっている。米国や中国をはじめ世界的な自動車販売の好調で、収益環境に吹く追い風は強力で、21年3月期の営業78%増益に続き22年3月期も65%増益を見込むなど業績急拡大局面にある。脱炭素への取り組みと合わせ省電力ニーズが高まるなか、省電力ICのほかパワー半導体分野も注力している。タムラ製作所<6768>の株価急騰の材料となったノベルクリスタルテクノロジーには同社も出資していることで、物色人気を助長する形となった。
株探ニュース