ザインエレクトロニクス---通期見通し上方修正、国内外でLSI出荷急速に回復
ザインエレクトロニクス<6769>は27日、2021年12月期の連結業績予想の上方修正を発表した。売上高予想を従来の4,349百万円から4,382百万円へ、営業利益予想を62百万円から411百万円へ、経常利益予想を66百万円から579百万円へ、親会社株主に帰属する当期純利益予想を56百万円から467百万円へとそろって引き上げた。
新型コロナウイルスの世界的な感染拡大の影響が継続する中、LSI事業において主に国内や中国市場を中心とする海外市場向けの製品出荷が急速に回復している。今後について、LSI事業の既存ビジネスでは厳しい環境下ながらも営業と生産を一体とした事業運営の下、計画を2割以上上回って出荷できる見込みである。成長トレンドにある産業機器分野向けLSI出荷も順調に伸びる見込みだ。また、EV化が進む中国車載市場の拡大を受け、車載純正市場・アフター市場ともに高速情報伝送用LSI製品の出荷が計画を大きく超える伸展となる見込みとなった。販管費についても、研究開発活動を順調に進めつつコスト削減が奏功している。経常利益・純利益については、円安進行に伴う為替差益も寄与する。
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株探ニュース