レーザーテック、東エレクなど半導体製造装置関連が高い、在庫調整ピーク越え観測も
レーザーテック<6920>が4連騰、75日移動平均線を明確に上抜き1万9000円台半ばまで上昇、8月26日以来の2万円大台回復も視界に入ってきた。今週19日に発表されたオランダの半導体製造装置大手のASMLホールディング<ASML>の7~9月期決算で売上高が2ケタの増収を示したことが追い風となっている。ASMLはEUV露光技術を使ったリソグラフィーを製造販売しており、EUV対応の半導体マスクブランクス検査装置でシェアを独占するレーザーテックにも連想買いが波及した。
また、きょうはエッチング装置などをはじめ半導体製造装置の国内トップメーカーである東京エレクトロン<8035>も大きく切り返しに転じている。市場では「足もとで半導体の在庫ピーク説が浮上している。そうしたなか、関連株を空売りしていたヘッジファンド世界最大手のブリッジウォーターが、前倒し的に買い戻しに動き出しているのではないか」(ネット証券アナリスト)という声も聞かれた。
株探ニュース