ファナックが堅調、今期業績予想の上方修正と1対5の株式分割を好感
ファナック<6954>が堅調。前週末27日の取引時間終了後、23年3月期第3四半期累計(4~12月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。また、3月31日を基準日として4月1日をもって1株を5株に分割するとも公表し、これらを好感した買いが集まったようだ。
売上高の見通しは8057億円から8312億円(前期比13.4%増)、最終利益の見通しは1595億円から1640億円(同5.6%増)に引き上げた。23年1~3月期の想定為替レートは1ドル=125円、1ユーロ=135円に設定した。想定レートの見直しの影響や、中国などにおけるファクトリーオートメーション(FA)の発注調整の影響があるものの、従来の計画よりも業績が堅調に推移しており、通期の業績予想に反映させた。
4~12月期の売上高は前年同期比17.7%増の6361億1300万円、最終利益は同9.3%増の1298億700万円だった。10~12月期ではロボマシンやロボット部門の売上高が7~9月期に比べて増加した。
株探ニュース