三井ハイテクが大幅高で上場来高値更新、半導体とEV向けで高水準の需要獲得進む
三井ハイテック<6966>が大幅高。一時1000円近い上昇で1万2000円大台まで一気に駆け上がり、今年1月4日につけた高値1万1970円を払拭、上場来高値更新となった。半導体リードフレームと自動車・家電向けモーターコア、工作機械などを製造し、超精密金型分野での技術力に定評がある。業績は絶好調で22年1月期は営業利益段階で前の期比約3倍となる149億5900万円と急拡大、過去最高利益更新となったが、続く23年1月期も前期比36%増益の204億円を見込むなど、大幅増益基調は不変だ。世界的な半導体供給網拡充によるリードフレーム需要の拡大や、電気自動車(EV)シフトを背景としたモーターコアの中長期的な受注の伸びが予想されるなか、その成長性に着目した機関投資家とみられる大口の実需買いを誘導している。
株探ニュース