東エレク、レーザーテクなど買い戻される、構造的な半導体市場への追い風変わらず
東京エレクトロン<8035>は一時1000円近い上昇で4万円大台を回復、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>など半導体製造装置関連株が軒並み買い戻されている。前週後半は米国株市場の波乱に引きずられる形で東京市場も日経平均が大きく下値を探る展開となり、これまでマーケットを牽引していた半導体セクターに目先利益確定の売り圧力が顕在化した。しかし、これはヘッジファンドのロングポジション解消に伴う需給的要因が大きく、きょうは急な株価調整による値ごろ感を意識した押し目買いで総じてリバウンドに転じている。高速通信5Gサービスが本格化するなか、スマートフォンの高機能化やデータセンター増設に伴う半導体需要拡大、自動車市況の改善を背景に車載向け半導体の需給が逼迫する状況にあるなど、構造的な半導体需要の増加を背景とした見直し買いを誘っている。
株探ニュース