スクリンは切り返し急、半導体洗浄装置好調で今3月期最終利益上方修正し配当も増額へ
SCREENホールディングス<7735>は大きく買い優勢で始まり切り返し急。前日は半導体関連株が総じて売り込まれるなか同社株もその影響を受けて大幅安を余儀なくされたが、きょうはその反動もあってリバウンド狙いの買いが活発だ。31日取引終了後に24年3月期業績予想の修正を発表、最終利益は従来計画の580億円から600億円(前の期比4%増)に増額した。修正前の段階で今期は過去最高更新見通しにあったが、そこからさらに20億円上乗せされる形となった。中国や米国向けに主力の半導体洗浄装置の販売が好調で会社側の従来想定を上回る。また、好業績を背景に株主還元も強化し、今期年間配当を従来計画の254円から274円(前期実績は修正値ベースで182円50銭)とすることも併せて発表、これを評価する買いを呼び込んでいる。
株探ニュース