萩原工業、第3四半期累計営業益38%増 日本政策投資銀行との資本・業務提携も発表
萩原工業<7856>は7日の取引終了後、26年10月期第3四半期累計(25年11月~26年7月)の連結決算を発表した。売上高が251億1000万円(前年同期比4.4%増)、営業利益が18億4100万円(同38.2%増)、最終利益が14億9400万円(同4.0%減)だった。主力の合成樹脂加工製品事業が業績を牽引。原材料価格高騰に伴う価格改定の浸透や中東情勢を受けた追加需要が増収要因となった。コンクリート補強繊維「バルチップ」については鉱山向けで価格競争が厳しくなるなか、道路舗装向けなどの新たな需要を取り込んだ。一方、前年同期に笠岡工場(岡山県笠岡市)建設に伴い交付決定された補助金を計上した反動により、最終利益は減益で着地した。
また、日本政策投資銀行と資本・業務提携契約を締結したと開示。同行を割当予定先として自社株処分を実施する。処分株式数は48万6600株で、振込期日は9月30日。日本政策投資銀行の議決権所有割合は3.32%となる。萩原工業は手取り概算で約9億453万円を調達し、海外生産体制の強化を行う。具体的にはバルチップや包装資材「メルタック」の増産投資の一部に充当することを想定している。
そのほか、来期から廃止する予定だった株主優待制度について、保有株式数と継続保有期間を変更して制度を継続すると発表した。来期からの株主優待制度では継続保有期間が1年以上3年未満で、300株以上500株未満を保有する株主に1000円相当の商品又は寄付、500株以上1000株未満を保有する株主に2000円相当の商品又は寄付、1000株以上を保有する株主に3000円相当の商品又は寄付を贈呈。継続保有期間が3年以上の場合は株主優待の相当額が2倍となる。従来と比べ、保有株式が300株未満の株主や継続保有期間が1年未満の株主への優待がなくなった一方、500株以上1000株未満を保有する株主に対する優待の相当額は増えた。
株探ニュース