信越ポリは3日続伸、10~12月期営業黒字と期末配当予想の増額修正を好感
信越ポリマー<7970>は3日続伸している。26日の取引終了後に発表した第3四半期累計(20年4~12月)連結決算は、売上高557億8200万円(前年同期比8.1%減)、営業利益46億6300万円(同20.2%減)、純利益34億7700万円(同26.6%減)と大幅減益となったものの、10~12月期では営業利益は同2.1%増と増益となったことに加えて、期末配当予想を9円から11円に増額したことが好感されている。
半導体業界の底堅い需要を背景に300ミリウエハー用出荷容器の出荷が堅調に推移したことを受けて、精密成形品事業の営業利益が38億5900万円(同1.0%増)と増益に転じたことが牽引役となった。なお、年間配当は20円(従来予想18円)となり、前期実績に対しては2円の増配になる予定だ。
21年3月期通期業績予想は、売上高740億円(前期比7.8%減)、営業利益58億円(同25.2%減)、純利益44億円(同30.0%減)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース