総合商社株が資源価格上昇を追い風に軒並み高、三井物と住友商は新値街道復帰へ
三井物産<8031>が全般軟調地合いのなか上値追い基調を継続、きょうは一時74円高の3094円まで買われ、新値街道に復帰した。住友商事<8053>も1900円台に乗せ新高値となったほか、三菱商事<8058>や伊藤忠商事<8001>、丸紅<8002>なども揃って強調展開をみせている。原油市況をはじめ非鉄や農産物などコモディティ価格の上昇が総合商社株には強力な追い風となっている。22年3月期業績予想について、今月初旬に大手各社は足並みを揃えて最終利益の上方修正を発表、石油だけでなく、原料炭や鉄鉱石など資源価格の上昇が想定以上となり利益の押し上げにつながった。また、資源以外の分野も好調で世界的な自動車販売の好調などが商機を高めている。PERの割安さに加え、配当など株主還元期待の高さも株価にプラスに働いている。
株探ニュース