加賀電子が大幅反発、20年3月期経常利益見通しを初の100億円大台に増額修正
加賀電子<8154>が大幅反発。12日取引終了後、20年3月期の連結経常利益を従来予想の90億円(前の期比14.5%増)から100億円(同27.2%増)に上方修正すると発表。従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せする形となり、これを好材料視する買いが向かった。
前期業績の上方修正は2月に続き、2回目となる。新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、中国やマレーシアなど海外EMS生産拠点の操業を一時休止したものの、部品調達不足を懸念した顧客からの前倒し受注があったほか、外出自粛を背景に経費支出を抑制したことも奏功し、計画を上回って着地した。また業績好調を踏まえ、前期の年間配当を従来計画の60円から70円に増額修正したことも好感されたようだ。
株探ニュース