郵船が後場上げ幅を拡大、21年3月期業績予想を一転増益予想へ上方修正
日本郵船<9101>が後場上げ幅を拡大している。この日正午ごろ、21年3月期の連結業績予想について、売上高を1兆4600億円から1兆5400億円(前期比7.7%減)へ、営業利益を300億円から570億円(同47.3%増)へ、純利益を350億円から900億円(同2.9倍)へ上方修正し減益予想から一転して増益予想としたことが好感されている。
定期船事業で、想定を大幅に上回る輸送需要により需給ひっ迫が継続し、オーシャン・ネットワーク・エクスプレスの収支は想定を上回っていることに加えて、航空運送事業で引き続き供給スペース不足による需給の引き締まりにより収支が良化していることが要因。また、物流事業が航空貨物取扱事業とロジスティクス事業の好況に支えられた収支で推移していることも寄与する。
なお、同時に発表した第3四半期累計(20年4~12月)決算は、売上高1兆1459億円(前年同期比8.6%減)、営業利益479億5300万円(同47.7%増)、純利益523億6200万円(同2.8倍)だった。
株探ニュース