乾汽船が続急伸、ばら積み船13年ぶりの市況高を背景に新高値
乾汽船<9308>が大幅続伸し年初来高値を更新、一時10%を超える上昇で1400円台半ばまで株価水準を切り上げる場面があった。新型コロナウイルス感染への警戒を背景とした世界的な巣ごもり消費拡大が、家電製品や家具などの需要を喚起しコンテナ船市況の高騰につながっている一方、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船市況の総合的な値動きを表すバルチック海運指数も約13年ぶりの高値水準で上昇基調を鮮明としている。同社は売上高の過半を占める外航海運で中小型のばら積み船を主力としており、この恩恵を享受する。また、同社の筆頭株主は“物言う株主”であるアルファレオHDで、これも株式需給面から株高思惑につながっている。
株探ニュース