<注目銘柄>=ストライダーズ、不動産サブリース好調でM&Aにも思惑
ストライダーズ<9816>は400円近辺で煮詰まっており、上放れ前夜とみたい。ネットセキュリティーなどのIT系ビジネスから不動産やホテルなどを中心とする投資事業会社に業態転換し、これが功を奏して業績は回復色を強めている。M&A戦略で実績が高く、資本・業務提携戦略による業容拡大への期待が大きい。
世界的な金融緩和環境のなか不動産セクターには追い風が意識されており、その一角である同社株も資金調達コストの低下などでその恩恵を受ける。不動産サブリースが会社側の計画を上回って好調に推移しており、新型肺炎によるインバウンド観光需要への影響は警戒されるものの、それを織り込んだうえで20年3月期業績予想を上方修正。営業利益は従来予想の2億2500万円から2億6500万円(前期比22.7%増)に増額されている。テクニカル的にも週足一目均衡表が既に雲抜けを果たしており、長期トレンドの上昇転換を示唆している。(桂)
株探ニュース