<動意株・16日>(大引け)=大同メタル、EIZO、マネーフォワードなど

材料
2018年1月16日 15時16分

大同メタル工業<7245>=大幅続伸。東海東京調査センターが15日付で、投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」とし、目標株価を1000円から1450円へ引き上げたことが好材料視されているようだ。日本や中国で堅調な自動車向け軸受や建機向け軸受けの売り上げ回復に加えて、海外拠点での生産性改善が貢献するとことから、18年3月期営業利益を62億円(前年比21.5%増)、19年3月期を同85億円(同37.1%増)と予想。昨年は自動車セクター内の株価パフォーマンスでワーストに近い存在だったが様変わりすると評価している。

EIZO<6737>=大幅反発し上場来高値を更新。SMBC日興証券が15日付で投資評価「1」、目標株価8000円で新規カバレッジを開始しており、これを好材料視した買いが入っているようだ。同社は半導体設計まで行う映像技術に特化したモニターメーカーで、収益の大半を占めていたパチンコ含むアミューズメントの売り上げが市場の縮小と共に減少してきたことを受けて、買収を活用し医療など向けに事業を展開。現在ではアミューズメントの減少による利益減を補い、増益基調に戻るフェーズに差し掛かっていると指摘。医療向けは利益率も高く、今後5年間で年平均10%程度の利益成長も可能であるとしており、18年3月期営業利益予想を会社計画の71億円を上回る72億円と予想。また、19年3月期を同82億円、20年3月期を同97億円と見込んでいる。

マネーフォワード<3994>=6日ぶり急反発。同社は昨年9月に東証マザーズ市場に上場、スマートフォン向け家計簿アプリのほか企業会計システムなどを手掛けている。15日取引終了後に発表した17年11月期の決算は、売上高が28億9900万円(前期比88.0%増)と急増、営業損益は7億9700万円の赤字、最終損益は8億4200万円の赤字だったが、事前の市場コンセンサスを上回った。18年11月期は積極的な人材採用などに伴うコストから最終損益段階で赤字を見込んでいるが、市場では黒字転換するとの見方も強いようだ。SMBC日興証券では15日付発行のリポートで同社の投資評価を「1」、目標株価3700円でフォローしており、これが株高を後押ししている。

マルカキカイ<7594>=大幅高で上場来高値更新。同社は15日取引終了後に、前17年11月期の期末配当を従来計画から1円増額の23円とし、中間配当17円とあわせた年間配当は40円になると発表。また、今18年11月期の年間配当は前期比2円増配の42円とする方針を示したことが好感されているようだ。あわせて公表した前17年11月期通期の連結決算は、産業機械部門および建設機械部門がともに好調で、売上高は523億6300万円(前の期比9.8%増)、営業利益は18億9400万円(同14.3%増)で着地。今18年11月期通期は売上高が570億円(前期比8.9%増)、営業利益は22億円(同16.1%増)を見込んでいる。

メディアシーク<4824>=ストップ高。同社はきょう、BrainTech(脳神経科学)を活用したサービス開発を行っているイスラエルのMyndlift社と協業契約を締結したと発表。これが材料視されているようだ。同社はこのほど、Myndlift社と日本市場でのBrainTechを活用したコンシューマー向けサービスの開発と普及推進におけるパートナーシップで合意。同社はMyndlift社が提供するBrainTech活用サービスを日本市場向けに提供するとともに、Myndlift社のBrainTech関連ビジネスの強化を進めるとしている。

星光PMC<4963>=一時ストップ高で、昨年来高値を更新。同社はきょう、セルロースナノファイバー複合材料の商業生産・製品出荷を開始したと発表。これが材料視されているようだ。同社は昨年末に、竜ケ崎工場(茨城県龍ケ崎市)にあるセルロースナノファイバー実証生産設備(パイロットプラント)の生産能力増強工事が完了。このほど商業生産を開始した。なお、現時点での生産能力は、変性セルロースで年間約70トン、セルロースナノファイバー複合材料換算で年間約200トンとなる。

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出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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