「NAND型フラッシュメモリ」関連が13位にランキング、半導体関連物色の柱に<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「NAND型フラッシュメモリ」が13位にランキングされている。
旺盛な半導体メモリー需要が、半導体製造装置メーカーや半導体材料を手掛ける企業の業績に追い風となっている。そのなか、消去や書き換え可能な不揮発性メモリーで、電源を切ってもデータが維持されるという特徴を持つフラッシュメモリー需要が一段と広がりをみせている。
フラッシュメモリーにはNOR型とNAND型に大別されるが、記憶媒体用に開発されたNAND型は、ここビッグデータの普及で増設需要が加速するデータセンター向けでマーケットが拡大している。特に、次世代型メモリーとして脚光を浴びているのが3次元NAND型フラッシュメモリーで、半導体の高集積化の流れに対応する形で、記憶素子が従来の平面ではなく立体方向に積層化されたフラッシュメモリーを指す。データセンター向けでは、3次元NANDを使用したソリッドステートドライブ(SSD)へのシフトが加速しており、関連銘柄にも必然的に耳目が集まっている。
IoTやビッグデータ、さらに人工知能(AI)などに関連するニュースが日々メディアを賑わしているが、その根幹を支えるのは半導体であり、とりわけ産業革新にも位置付けられる3次元NAND型フラッシュメモリーの市場拡大余地が改めて意識されそうだ。
関連銘柄としては東京エレクトロン<8035>を筆頭に、アドバンテスト<6857>、SCREENホールディングス<7735>、ディスコ<6146>、ニューフレアテクノロジー<6256>、ワイエイシイホールディングス<6298>、ローツェ<6323>などの製造装置メーカーのほか、SUMCO<3436>、信越化学工業<4063>、東京応化工業<4186>、トクヤマ<4043>、関東電化工業<4047>などの半導体素材メーカーにも注目が怠れない。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)