日経平均は3日続伸、底堅さ見せ22500円台回復/相場概況

市況
2018年5月1日 16時05分

日経平均は3日続伸。30日の米国市場では通信株などが売られ、NYダウは148ドル安と続落した。本日の日経平均はこうした流れを引き継いで14円安からスタートすると、朝方は小安い水準でのもみ合いが続いた。ただ、為替が1ドル=109円台と円安推移していることなどを支えに下値は堅く、前場中ごろを過ぎるとプラスに切り返した。後場は日経平均先物に散発的な買いが入り、終値としては約3カ月ぶりに22500円台を回復した。大型連休の谷間ながら好決算銘柄などには積極的な買いが入った。

大引けの日経平均は前週末比40.16円高の22508.03円となった。東証1部の売買高は17億7167万株、売買代金は2兆8713億円だった。業種別では、鉱業、海運業、鉄鋼が上昇率上位だった。一方、銀行業、ガラス・土石製品、空運業が下落率上位だった。

個別では、村田製<6981>、ファナック<6954>、ファーストリテ<9983>などが堅調。村田製は決算発表でアク抜けと捉えられたようだ。米携帯子会社の合併合意が伝わったソフトバンクG<9984>は朝安後に切り返した。トヨタ自<7203>は小高い。決算が好感された日立<6501>やスタートトゥ<3092>は商いを伴って急伸。マネックスG<8698>が買い直されて売買代金トップとなり、SBI<8473>も上げが目立った。また、前期業績の上振れなどが評価されたショーワ<7274>が東証1部上昇率トップとなった。一方、今期営業減益見通しのソニー<6758>が6%安となり、三菱UFJ<8306>や花王<4452>は3%近く下げた。その他売買代金上位では、三井住友<8316>、武田薬<4502>、東エレク<8035>などが軟調で、任天堂<7974>は小幅に下げた。また、フォスター電<6794>がストップ安比例配分となったほか、ヤフー<4689>なども東証1部下落率上位に顔を出した。

《HK》

提供:フィスコ

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