「5G」のテーマ性再燃へ、高速・大容量でIoT時代支える<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で「5G」が8位となっている。
あらゆるものをオンライン化するIoT時代の本格化に向け、切り離すことができないのが次世代通信規格である「5G」だ。IoT社会はビッグデータや人工知能(AI)の普及がバックボーンにあり、その可能性も大きく広がっていくが、ここで重要なのは飛び交う膨大なデータを遅滞なく処理するインフラがなければ、絵に描いた餅に終わってしまうということだ。
IoT時代が加速する2020年には500億台の機器がネット接続されるとの試算があるなかで、センサー需要が爆発的に伸びることになる。同時にインフラ面では、LTEの1000倍以上の大容量化と10Gbps以上の通信速度を実現する5Gの実用化が必須となる。IoTを活用したスマートシティ構想などは5Gのインフラ基盤の整備が前提条件といえる。さらに、大手自動車メーカーが経営資源を注ぐコネクテッドカーも、 IoTの一形態であり、その普及局面では高速・大容量の5G技術は外せない。
既に5Gの商用化に向けて世界の通信事業者や機器メーカーが一斉に動き出し、2020年の商用化を2019年に1年前倒しする方向で注力しており、日本も官民を挙げてその流れに乗る方向にある。
関連銘柄として、主力銘柄ではNTTドコモ<9437>などの通信キャリアや光ファイバーを手掛ける古河電気工業<5801>、コンピューター分野に強い富士通<6702>、自動車業界の盟主トヨタ自動車<7203>などが挙げられる。
また、通信計測器のトップメーカー、アンリツ<6754>をはじめアルチザネットワークス<6778>やサイバーコム<3852>。通信システム開発ではアイレックス<6944>やアイ・エス・ビー<9702>、構造計画研究所<4748>。IP電話システムを手掛けるネクストジェン<3842>やアンテナメーカーのヨコオ<6800>、通信機器関連などの技術商社である理経<8226>。このほかコムシスホールディングス<1721>や協和エクシオ<1951>などの通信工事会社も要注目となる。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)