「自動翻訳」が12位にランク、大阪万博決定で需要増の思惑<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「自動翻訳」が12位となっている。
11月23日にパリで開催された博覧会国際事務局(BIE)総会で、2025年国際博覧会(万博)の開催国が大阪に決まった。これを受けて、りそなホールディングス<8308>子会社のりそな総合研究所は26日にリポートを発表。来場者数を2800万人と想定し、うち300万人を訪日客が占めると試算した。
19年のラグビーワールドカップ日本大会、20年の東京オリンピック・パラリンピックと国際的なイベントが続くなか、訪日外国人の“おもてなし”に欠かせないのが自動翻訳機だ。需要は今後さらに増えるとみられ、期待感の高さがランキングに表れている。
自動翻訳機とは、コンピューターを利用して、ある言語を異なる言語に自動的に翻訳することで、機械翻訳ともいう。最近ではポータブルの自動翻訳機が相次いで登場しており、ソースネクスト<4344>の人工知能(AI)通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」が大きな反響を呼んでいるほか、ログバー(東京都渋谷区)が開発・販売しているウェアラブル翻訳機「ili(イリー)」はフュートレック<2468>が音声翻訳を提供している。
また、MCJ<6670>子会社のテックウインドは10月17日、年内にも40カ国語に対応したポケット翻訳デバイス「Speak Me(スピークミィ)」を発売すると発表。ノジマ<7419>は11月17日から、順豊曜(東京都品川区)が扱うイヤホン翻訳機「WT2 Plus」の販売を全店で始めた。
これ以外では、専門分野に特化した翻訳サービスを展開する翻訳センター<2483>や、超高精度AI自動翻訳の開発・運営を手掛けるロゼッタ<6182>などにも注目したい。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)