東京株式(大引け)=112円安、目先利益確定売りで3日ぶり反落

市況
2019年1月16日 15時28分

16日の東京株式市場は利益確定売りに押され、日経平均株価は下値を探る展開を余儀なくされた。一時200円以上下落したが、売り一巡後は下げ渋った。

大引けの日経平均株価は前営業日比112円54銭安の2万442円75銭と3日ぶり反落。東証1部の売買高概算は12億962万株、売買代金概算は2兆1581億3000万円。値上がり銘柄数は635、対して値下がり銘柄数は1424、変わらずは69銘柄だった。

きょうの東京市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要指数が上昇した流れを引き継げず、目先筋の利益確定の動きに押される展開となった。前日に日経平均は心理的フシ目の2万500円を回復したが、きょうは目先達成感から機関投資家などが主力銘柄中心に持ち高を減らす動きをみせ、全体相場の足を引っ張った。外国為替市場で1ドル=108円台前半とやや円高含みに推移したことなども買い手控え感につながった。ただ、中国株や香港株などアジア市場が底堅い動きをみせ、これを横目に下値も限定的だった。英国のEU離脱案が英会議で否決されたが、事前に想定されていたこともあり、これを特に嫌気した形での売りも観測されなかった。業種別では電力ガスや食料品、水産などディフェンシブが底堅さを発揮、一方で石油関連株への売りが目立った。

個別では、ファーストリテイリング<9983>が売られ、資生堂<4911>も軟調。村田製作所<6981>が値を下げ、オリンパス<7733>も利食われた。日立製作所<6501>、ソニー<6758>も売りに押された。古野電気<6814>が急落、エスケイジャパン<7608>はストップ安。Gunosy<6047>が大幅安となり、アルテック<9972>の下げも目立つ。三越伊勢丹ホールディングス<3099>、マツモトキヨシホールディングス<3088>も下落した。

半面、任天堂<7974>、キーエンス<6861>がしっかり、ユニー・ファミリーマートホールディングス<8028>も堅調。クボテック<7709>が値を飛ばし、TOKYO BASE<3415>はストップ高に買われた。北の達人コーポレーション<2930>、イオンファンタジー<4343>が値を飛ばし、チェンジ<3962>も物色人気。IBJ<6071>も活況高となった。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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