「10連休」関連は22位にランクイン、GW期間中の旅行者は2467万人に<注目テーマ>

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2019年4月5日 12時23分

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「10連休」が22位と関心を集めている。

旅行会社大手のJTBは4日、今年のゴールデンウイークの旅行者数が前年同期比1.2%増の2467万人に達し、過去最高を更新するとの見通しを発表した。今年は皇位継承、「令和」への改元に伴う特例により10連休の取得が可能で、移動に時間のかかる海外旅行者は同6.9%増の66万2000人と大幅増を予測している。国内も同1.1%増の2401万人と見込んでいる。海外旅行の行き先別では、欧州が同13.5%増と大幅な伸びとなっている。調査対象は4月25日から5月5日までに出発する1泊以上の旅行について2060人に実施したアンケートを基に、JTBグループや航空会社の予約状況、業界動向などから推計したもの。

今回の「令和」への改元は、天皇陛下の意思による生前退位に伴う新天皇陛下の即位となることから、文字通りの“新たな時代の幕開け”として、従来にも増して国民全体に慶祝ムードが高まることが予想され、旅行をはじめとした個人消費拡大が景気浮揚に貢献することが見込まれる。

新元号の「令和」が発表され、施行まであと3週間あまりと迫るなか、一般国民の関心も高まりをみせている。今年は特例で土曜・日曜を含め、4月27日から5月6日まで10日間の超大型連休が実現する。各旅行会社は、海外・国内を問わず、これまでになかった10連休狙いの大型のパッケージツアーを投入している。海外旅行では、従来1週間以内のプランとして人気の高かったアジアに加え、今年は欧州、北米、南米、アフリア、オセアニアといった遠隔地域の旅行需要増が見込まれる。国内でも北海道、沖縄などでの滞在タイプのゆったり体験型プランが人気化している。

エイチ・アイ・エス<9603>は2月12日、10連休となる今年のゴールデンウイーク(4月27日~5月6日出発)の国内旅行予約動向(2月4日時点)を発表した。それによると、長期休暇を利用しようと早めに計画を立てる人が多く、例年に比べ予約の早期化が進んでおり、前年同日比3倍強で推移しているという。

2013年に近畿日本ツーリストとクラブツーリズムが統合した旅行大手のKNT-CTホールディングス<9726>は国内と団体に強みを発揮している。また、ベテランの旅行者層向けに、世界遺産や自然、伝統などをテーマとし比較的長期で付加価値の高いプランを提供するユーラシア旅行社<9376>にも注目。更に、交通機関では国際線首位のJAL<9201>や国内線首位・国際線2位のANAホールディングス<9202>、羽田空港国内・国際ターミナルビルを運営する日本空港ビルデング<9706>。主な新幹線を運営するJR東日本<9020>、JR東海<9022>、JR西日本<9021>にも恩恵が波及する。

クルーズ旅行をネット販売する予約サイト「ベストワンクルーズ」を運営するベストワンドットコム<6577>は新婚や富裕層に的を絞った企画を投入、カスタマイズ可能なオンラインのパッケージ旅行を企画・販売する旅工房<6548>、旅行比較サイト「トラベルコ」で攻勢をかけるオープンドア<3926>、宿泊施設向け予約管理システム販売を主力とする手間いらず<2477>にもビジネスチャンスが到来している。

主力航空券予約サイトを運営するエボラブルアジア<6191>、格安航空券・飛行機・LCCの予約・比較では「スカイチケット」を運営するアドベンチャー<6030>、経路検索サービス「駅探」を運営する駅探<3646>、菓子大手で傘下の地域限定菓子製販会社を統括でおみやげ関連の寿スピリッツ<2222>、国内旅行土産品の卸売業で業界大手のタカチホ<8225>にも注目したい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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