「MaaS」が10位にランクイン、次世代交通サービスへの関心高まる<注目テーマ>

特集
2019年4月17日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1 5G

2 人工知能

3 半導体

4 バイオテクノロジー関連

5 セルフレジ

6 キャッシュレス決済

7 半導体製造装置

8 新紙幣

9 全固体電池

10 MaaS

みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「MaaS」が10位にランクインしている。

MaaS(マース)とは「mobility as a service」(モビリティ・アズ・ア・サービス)のこと。ITを活用し、出発地から目的地までの移動ニーズに対して最適な移動手段をシームレス化することで、移動を単なる手段としてではなく、利用者にとっての一元的なサービスとして捉える概念のことをいう。フィンランドの「Whim」をはじめ、欧米の都市を中心に取り組みが進んでいるが、国内でもトヨタ自動車<7203>がソフトバンクグループ<9984>と共同事業をスタートさせるなど、ここにきて動きが活発化している。

経済産業省と国土交通省も今春、日本版MaaSの早期実現に向けて「スマートモビリティチャレンジ推進協議会」を新設するなど、国策として取り組み始めた。従来はMaaSでの事業展開に関心を持つ企業があっても、共同で取り組む自治体を見つけるのに苦労するケースが多かったが、企業や自治体の協業を増やすためのマッチングを手掛ける予定で、トヨタや日産自動車<7201>、ホンダ<7267>などの自動車メーカーのほか、JR東日本<9020>、東京急行電鉄<9005>、小田急電鉄<9007>などの電鉄、NTTドコモ<9437>などが参加している。今後、官民連携でMaaSへの取り組みが強まることが予想され、株式市場でも大きなテーマとして話題に上ることが増えそうだ。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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