話題株ピックアップ【夕刊】(3):モルフォ、日本テレホン、オンキヨー

注目
2019年6月17日 15時17分

■東芝 <6502>  3,270円  -45 円 (-1.4%)  本日終値

東芝<6502>は3日続落。前引け後に、6月24日付で2300万株(消却前発行済み株数の4.23%)の自社株を消却すると発表したものの、市場の反応は限定的のようだ。なお、消却後の発行済み株数は5億2100万株となる。

■TBグループ <6775>  355円  +80 円 (+29.1%) ストップ高   本日終値

TBグループ<6775>はストップ高。同社は電子看板やPOSシステム、電子レジスターなどを展開している。14日取引終了後、USENと店舗向けトータルソリューション領域で業務提携することを発表。タブレットPOSレジのUレジシリーズと同社の周辺機器の連携により、低コストかつ多機能なPOSレジパッケージを構築する計画にあり、これがポジティブサプライズとなり株価を強く刺激する格好となった。

■モルフォ <3653>  2,582円  +500 円 (+24.0%) ストップ高   本日終値

モルフォ<3653>がストップ高。画像処理ソフトを主力に手掛ける東大発のベンチャーだが、足もとの業績は急回復の動きをみせている。14日取引終了後に発表した19年10月期上期決算は売上高が前年同期比18%増の12億5300万円、営業利益は同60%増の2億9300万円と急拡大した。これを評価する形で短期資金が攻勢をかけている。

■日本テレホン <9425>  600円  +100 円 (+20.0%) ストップ高   本日終値

日本テレホン<9425>がストップ高。前週10日にストップ高に買われ、週後半も商い急増のなか上値追いに拍車がかかっていた。前週末取引終了後、野村証券が同社株式を取得することを発表(議決権総数比率5.87%)、これがサプライズとなった。株価は5月14日に400円を割り込み391円の年初来安値をつけたが、時価はそこから1.5倍近くの上昇パフォーマンスをみせている。

■オンキヨー <6628>  49円  +8 円 (+19.5%)  本日終値

オンキヨー<6628>が急反発。前週末14日の取引終了後、5月に発表したホームAV事業の譲渡の詳細と今後の戦略について発表しており、これを好材料視した買いが入った。同社は5月15日、ホームAV事業を米サウンド・ユナイテッド社に譲渡すると発表したが、これによる運転資金の確保でOEM事業及びデジタルライフ事業へ集中投資を行うという。OEM事業ではVibtone(加振器)ラインアップの強化・拡大を図り車載分野ビジネスへの参入を図るほか、デジタルライフ事業では「SHIDO」のブランドでゲーミングヘッドセットやUSBコントロールアンプなどeスポーツ事業領域へ進出するとしている。

■デイトナ <7228>  1,018円  +150 円 (+17.3%) ストップ高   本日終値

デイトナ <7228> [JQ]がストップ高。14日大引け後、19年12月期上期(1-6月)の連結経常利益を従来予想の1.8億円→3.2億円に80.6%上方修正。従来の27.4%減益予想から一転して31.0%増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。ゴールデンウィーク特需でバイク用品などの販売が伸びたことが寄与。販管費の削減に加え、為替動向が安定的に推移したことも上振れの要因となった。なお、通期の経常利益は従来予想の5.7億円(前期は6.2億円)を据え置いた。

■バーチャレク <6193>  1,020円  +150 円 (+17.2%) ストップ高   本日終値

バーチャレクス・ホールディングス<6193>が2日連続でストップ高まで買われ、年初来高値を更新した。同社は13日にグループのタイムインターメディアが進化計算による人工知能(AI)活用モデルの新ソリューション「進化計算ダーウィン」の提供を開始すると発表しており、これが引き続き材料視されたようだ。「進化計算ダーウィン」は、最適化問題のためのAI手法で、与えられた課題に対して何億、何兆、あるいはそれ以上の天文学的な組み合わせパターンの中から効率良く多様性のある少数パターンを生成し、評価を行い、最適なパターンを抽出する仕組み。課題解決のための経験や知識のデータが必要なく、多様な組み合わせがあるため時間を要している作業や、熟練の経験と知識を持った専門家でしか対応できない業務について、大幅な省力化とより進化した解決策を提供することができるという。

■MSOL <7033>  2,109円  +310 円 (+17.2%)  本日終値

マネジメントソリューションズ <7033> [東証M]が急騰。14日大引け後に発表した19年10月期上期(18年11月-19年4月)の連結経常利益が前年同期比66.0%増の1.6億円に拡大して着地したことが買い材料視された。プロジェクトマネジメント支援サービスを導入する企業が増加したうえ、稼働率も高水準で推移したことが収益押し上げの要因となった。通期計画の4.2億円に対する進捗率は前年同期の31.0%を上回る38.3%に達した。

■ZUU <4387>  4,295円  +620 円 (+16.9%) 一時ストップ高   本日終値

ZUU<4387>が大幅続伸。14日の取引終了後、自社株取得枠の設定を発表しており、これを好感する買いが入った。3万9500株(発行済み株式数の1.87%)、1億4338万5000円を上限としており、取得期間は6月17日から20年6月16日まで。株主還元の充実や資本効率の向上、ストックオプションの行使に伴い交付する株式に充当することを目的としている。

■ファーストロジック <6037>  639円  +84 円 (+15.1%)  本日終値  東証1部 上昇率3位

14日に発表した「1.70%を上限に自社株買いを実施」が買い材料。

発行済み株式数(自社株を除く)の1.70%にあたる20万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月17日から11月29日まで。

●ストップ高銘柄

スパンクリト <5277>  439円  +80 円 (+22.3%) ストップ高   本日終値

地域新聞社 <2164>  1,078円  +150 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値

など、7銘柄

●ストップ安銘柄

なし

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