「円高メリット」が5位にランクイン、FOMC経て米利下げ観測強まる<注目テーマ>
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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「円高メリット」が5位にランキングされている。
為替市場で円高が進んでいる。先週末21日には一時、1ドル=107円04銭と1月3日以来、5カ月半ぶりとなるドル安・円高水準をつけた。107円ラインを割り込むと、105円台が視野に入るとの見方も出ている。
18~19日に開催された米連邦公開市場委員会(FOMC)を経て、年後半の利下げ観測が強まった。年内3回の利下げ予想も増え、金利先物から試算される7月のFOMCで利下げに踏み切る確率は、100%に達している。米国の利下げは日米金利差縮小によりドル安・円高の要因となる。
具体的には、円高は輸入業種にはプラス要素が大きく、王子ホールディングス<3861>や日本製紙<3863>、北越コーポレーション<3865>といった木材チップなどを輸入する紙パ企業は円高メリット株として注目される。また、三井製糖<2109>や日本甜菜製糖<2108>、フィード・ワン<2060>、中部飼料<2053>などの砂糖や飼料関連企業も輸入による円高メリットが期待できる。東京電力ホールディングス<9501>や東京ガス<9531>など電力・ガス株も円高メリット株として注目。JAL<9201>やANAホールディングス<9202>といった空運株も円高に伴う航空燃料の下落で、メリットを享受することが見込める。
出所:みんなの株式(minkabu PRESS)