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2019年7月10日 12時21分
特集

「セルロースナノファイバー」が21位にランクイン、「森のタンブラー」で改めて<注目テーマ>

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みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「セルロースナノファイバー」が21位にランクインしている。

アサヒグループホールディングス<2502>傘下のアサヒビールが9日、パナソニック<6752>と共同で、「高濃度セルロースファイバー成形材料」を活用した世界初のビール用カップ「森のタンブラー」を開発したと発表しており、これをきっかけにセルロースナノファイバー(CNF)への関心が高まっているようだ。

CNFは、木質パルプなどを原料とし、植物繊維をナノレベルに精製した、軽くて丈夫な植物由来の素材のこと。今回、原料となった「高濃度セルロースファイバー成形材料」は、パナソニックが独自に開発したナノ~マイクロに微細化されたパルプ成分を55%以上含有する新開発の樹脂で、同社独自の金型・樹脂成形技術により、独特の風合いと強度を実現できるのが特徴という。しかも、高い形状自由度とリユース可能な強度を実現するとともに、画像や文字を自由にデザインすることができるため、各種イベントなどでノベルティや記念品としての活用が期待でき、アサヒビールでは持ち帰り用のビール類の提供を想定し、8月9日からテスト展開を開始するという。

最近になってようやく商用化が始まったCNFだが、従来の化粧品や建築向けなどから自動車部品などでの採用が期待されている。環境省は燃費改善による二酸化炭素(CO2)の排出削減のため、自動車の内装材や外板にCNFを採用し、20年には車体を現状に比べて1割軽量化するプロジェクトを進めている。これに対して、大王製紙<3880>は愛媛県四国中央市の工場で、CNFの自動車などへの用途開発を加速させているほか、王子ホールディングス<3861>ではポリカーボネート樹脂と組み合わせ、自動車窓などのガラスの代替需要を狙っている。自動車部品へ採用されれば市場規模は一気に拡大するとみられることから、今後の用途開発には要注目だ。

この日は、関連銘柄に目立った動きはないものの、第一工業製薬<4461>、中越パルプ工業<3877>などはしっかりの展開。CNFは今後も折に触れ注目度が高まることが予想されるだけに、関連銘柄には今後も関心を持っていたい。

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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